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除草方法の一覧や種類、処分の仕方などを解説します

2022.06.25

皆さんは除草対策について、どんな手段があるのか気になったことはありませんか?

除草方法も様々なやり方があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

ということで今回は、除草方法の種類を一覧でご紹介し、それぞれのメリット・デメリットや処分方法などについて解説していきたいと思います。

除草方法の種類とメリット・デメリット

まずは除草方法について、メリット・デメリットを見ていきましょう。

除草剤で雑草を枯らすメリット

除草剤のメリットは、雑草を効率的に除去する事が出来る点です。除草をすることを目的に作られているため、即効性が高く、価格も安価。根元から枯らすことができるので、長い間除草効果が続きます。
薬剤をまくだけで除草する事が出来るので、老若男女問わず使用できます。

除草剤で雑草を枯らすデメリット

除草剤は植物を枯らす効果があるので、枯らしたくない植物も枯らしてしまう恐れがあります。育てている植物や花も枯れてしまうので、使用には十分に気を付ける必要があるのです。

また植物以外にも人体や動物にも悪い影響があります。子供やペットがいる家庭では、違う方法で除草する事も検討してみる必要があります。

重曹で雑草を枯らすメリット

重曹のメリットは、洗濯や掃除、料理などで使う事のあるものであるため、入手が容易であるという事です。

薬局やスーパーで簡単に入手できるので、思い立ったらすぐ除草することが出来ます。重曹は食用としても使えるものなので、安全性が高いです。

子供やペットがいる家庭でも安心して使用できます。また大量に購入してしまっても、洗濯や掃除、料理にも使えるので、無駄にならないのもメリットと言えます。

重曹で雑草を枯らすデメリット

重曹は植物の老化を進ませ、雑草を壊死させると言われています。しかし雑草に浸透しにくく、除草効果は高くはありません。

また根元まで枯らすことが難しいので、除草後に生えてくる期間も短いです。

酢で雑草を枯らすメリット

酢には強い酸性成分があり、根に浸透して雑草の内部から枯らす効果があります。酢は食用として使われるので安全性が高いです。

最近は酢を主成分とした除草液も市販されています。また水に薄めて希釈する必要がなく、そのまま散布するだけで良いのも楽でオススメです。

土壌への残留性が低いので、あまり除草されていない場合は追加で使用する事ができます。

酢で雑草を枯らすデメリット

水で薄めずに希釈せず使えるのは楽ですが、そうするとかなりの量が必要となるため費用がかかります。

希釈すると効果は弱まるので、希釈はしない方が良いでしょう。あまりお金をかけたくない場合はデメリットといえます。

また酢の酸っぱい臭いが周囲に残るので、臭いが苦手な方にはお勧めできません。そして除草効果の期間が短いのと、コンクリートや鉄に対しては相性が悪く、劣化させてしまう可能性があるので注意しましょう。

熱湯で雑草を枯らすメリット

熱湯を使った方法でも雑草を枯らすことが可能です。お湯を沸かすだけで何も用意しなくても除草ができ、人体にも環境にも優しい除草方法となります。

コスパ抜群で、子供や動物がいる家庭でも安心して除草が可能です。雑草は60度くらいの温度でダメージを受けるため、2〜3日もあれば枯れていきます。

熱湯で雑草を枯らすデメリット

薬剤ではないので雑草の根までは枯れにくく、再度雑草が生える期間は短いとされています。

また熱湯を何度もかけなければいけないので、手間と時間がかかるのです。そのため広範囲の除草をするのは難しく、熱湯を沸かす環境が必要となります。

熱湯を何度も運ばなければいけないので、その際にやけどになってしまう危険性もあります。数か所の雑草が生えている場合など、ポイントで除草をしたい場合には最適の方法でしょう。

塩で雑草を枯らすメリット

塩は植物から水分を奪い、枯れさせる事ができ即効性も高い除草方法です。塩は分解されず土に残りやすいので、除草効果が長期間続くとされています。

除草方法には直接まく方法と、3〜5%の濃度の塩水を作って散布する方法があります。この方法なら1週間程度で雑草が枯れるのと、3カ月程度除草効果が続くので効果抜群です。

塩はどこでも入手でき、どの家庭にもあるので、すぐに取り掛かれるのもメリットと言えるでしょう。

塩で雑草を枯らすデメリット

塩は土壌に残るため、雑草以外の植物も育たなくなってしまうのがデメリット。

雨が降ると、塩が流れ出して近隣一帯に除草効果が出てしまったり、コンクリートなどを腐食させてしまうこともあります。

電動草刈り機で雑草を除去するメリット

電動草刈り機なら背が高くなってしまった雑草を処理することができます。かなり生い茂った雑草では、除草剤をまんべんなくまくことが難しい場合もあります。

さらに広範囲の除草が簡単に行え、枯れるのを待つことなくすぐに綺麗にすることができるのです。また芝刈り機としても使えるモデルがあるのもメリットといえます。

電動草刈り機で雑草を除去するデメリット

購入するにあたって他の対策よりも費用がかかるのがデメリットです。長い目で見ると電動草刈り機の方が安くなる可能性もありますが、数万円するため簡単に導入しづらいです。

また根元から刈り取ることはできないので、定期的に草刈り機を使用する必要があります。

防草シートで雑草対策をするメリット

防草シートは土を覆うことで、日光を遮って雑草の成長を妨げます。更に水を通す素材なので、水たまりもできず、メンテナンスも簡単です。

人体や動物に害がないので安心して使用する事ができます。ホームセンターで簡単に入手できので、入手も簡単です。

防草シートで雑草対策をするデメリット

防草シートだけ敷いていると、見た目が悪く砂利などを敷かないといけません。また紫外線に弱いので、直接当たると寿命が著しく短くなります。

質の悪い除草シートでは隙間から雑草が生えてしまったり、生えている雑草や砂利などで傷ついて破れてしまったりすることもあるので注意しましょう。

◇雑草を枯らすための具体的な方法について

雑草を枯らす方法としては下記、5点の方法が挙げられます。

①除草剤で雑草を枯らす
②重曹で雑草を枯らす
③酢で雑草を枯らす
④熱湯で雑草を枯らす
⑤塩で雑草を枯らす

上記の方法であれば雑草を枯らすことができ、根元から死滅させられるので、再び生えてくるまでの期間を最も長くする事が可能です。

ですが上記例だと、枯らしたくない植物まで影響が出てしまう懸念があります。

とくに「①除草剤で雑草を枯らす」「⑤塩で雑草を枯らす」に関しては、土壌を汚してしまうリスクが有り、あまりおすすめしません。

それらを踏まえた上で、それぞれの除草方法について解説していきます。

◇除草剤(手作り)の場合

②重曹で雑草を枯らす
③酢で雑草を枯らす
④熱湯で雑草を枯らす
⑤塩で雑草を枯らす

上記の方法なら自作で除草剤と同様の効果を得ることができます。これらの特徴としては、人体に害が無いという点が挙げられます。

動物や子供がいる家庭では除草剤を使うのに抵抗があると思いますが、手作りなら安心して使用できますね。

◇除草剤(市販)の場合

市販の除草剤を使用する最大のメリットは、最も効率的に除草が出来る点が挙げられます。

除草するために作られた薬剤をまくので、即効性も高くコストパフォーマンスも抜群です。しかし、人体に害があるので、使用には注意が必要です。

◇除草剤以外の方法

次に除草剤以外の具体的な方法について解説します。

⑦防草シートで雑草対策をする

上記のような除草剤以外の方法のメリットは人体に害がなく、そもそも雑草が生えないような対策であるという点が挙げられます。

安心して除草対策ができるのはもちろんですが、雑草が生えなくなれば雑草を刈る必要が無くなります。メンテナンスをする手間が無くなるのが最大のメリットと言えるでしょう。

◇雑草を刈り取る

草刈り機などを使用して雑草を刈り取る方法は「即効性がある」という強みを持ちます。

除草剤でも枯れるまでには数日かかることがありますが、刈り取る方法なら、その日に雑草を除去することが可能です。

根元から刈り取ることはできませんが、時間効率はかなり良いです。ただし、かなりの労力がかかる点が大きなデメリットといえます。

◇雑草を根元から抜き取る

手作業で雑草を根元から抜き取るのもおすすめの方法です。根元から抜き取るので、刈り取る方法よりも防草効果が長く続き、できれば取り入れたい防草対策のひとつだったりします。

デメリットは労力がかかることが挙げられます。長時間しゃがんで作業するのは腰への負担が大きく、夏や冬だと作業環境が過酷なため、骨が折れる作業だと思います。

狭い範囲の作業であれば、おすすめの方法ではないでしょうか。

◇雑草の成長を妨げる

防草シートなどを使って雑草の成長を妨げるのもおすすめの方法です。

設置する手間がかかりますが、設置した後は特に何もすることはありません。定期的なメンテナンスが必要ないのが最大のメリットです。

◇雑草の処分方法と注意点について

続いて、雑草の処分方法と注意点について解説します。まずは処分方法についてご紹介します。

①抜いた草を天日干しする

雑草は植物ですので、抜いた直後はかなりの水分が含まれています。

水分は重く、かさばるので天日干しして水分を抜きましょう。ブルーシートの上に3日ほど干しておきます。この際、風に飛ばされないよう注意が必要です。

②燃えるゴミとして捨てる

草は一般廃棄物に分類されるので燃えるごみとして廃棄します。あまりにも草の量が多い場合は産業廃棄物とみなされる可能性もあります。住んでいる自治体に確認してから廃棄すると確実です。

続いて、「処分する際に注意したいこと」について解説します。

雑草は焼いてはいけない

雑草を焼いて処分すると、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に違反します。この雑草を焼くことで発生する煙が周囲の環境を汚染してしまう場合があります。

そういった観点からも悪手となっていますので、可能であれば燃えるゴミなどで処分することをオススメします。

まとめ

今回は、除草方法の種類やメリット・デメリット、処分方法などについて解説してきました。

防草対策については、まだまだ知っておきたいことがありますので、ぜひ関連記事も参考にされてみて下さい。

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