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庭に生えてたら要注意!放置してると厄介な雑草の種類と特徴について

2023.01.31

お庭のお手入れ時に厄介な存在なのが、雑草です。

よもぎやドクダミをはじめとする様々な雑草は、放置していると地中深くまで根を張り、除去するのが大変な種類だったりします。

今回は庭に生えていたら即取り除きたい、厄介な雑草の種類と特徴について解説していきます。

ぜひ、お庭のお手入れをされる際は、参考にされてみてください。

普段の、お手入れが格段に楽になります。

庭に生えていたら要注意!厄介な雑草リスト

出典元:CouleurによるPixabayからの画像

まずは厄介な雑草の種類と特徴を紹介していきます。

スギナ

スギナは「栄養茎」と「胞子茎」の2種類の身体を持っている植物で、3月から9月にかけて成長します。

「つくし」と言えば、ピンとくる方も多いのではないでしょうか。

トクサ科に属する多年草の雑草で、日向から少し日陰の多い場所でも繁殖できる強い生命力を持っている雑草です。

ちなみに「つくし」部分は胞子茎に該当し、繁殖するための茎となります。そして、冬の間は枯れているように見えて、実は地中に埋まっている栄養茎と呼ばれる部分が枯れずに残っています。

そのため、一度生えてしまうと駆除するのが非常に厄介な雑草のひとつとしてあげられています。

ドクダミ

ドクダミは独特なニオイを発するドクダミ科に属する多年草の植物です。

主に種子や地下にある茎から繁殖が可能で、一部でも根が残っていれば繁殖できる厄介さをもっています。

また根は横方向に生えていますのできちんと取り除くことが難しく、完全に除去することが難しい雑草になります。

多年草ですので一年中生えおり、一度生えてしまうと枯れてしまうことなく、増え続けます。

ドクダミは3月から11月にかけて生育し、風通しが悪い場所や湿気の多い場所でも繁殖できる生命力をっもっていますので、他の雑草との競争にも勝ちやすい植物です。

カヤツリグサ

カヤツリグサは春先から初夏にかけて成長する一年草の植物です。

大きさが20cmから30cm前後まで成長し、場合によっては50cm前後まで大きくなることもあります。

基本的には一年草の種類が多いため4月から10月頃まで群生していますが、種類によっては多年草に属するカヤツリグサも存在し、1年中見かけること。

種子で繁殖するため非常に繁殖力が高く、ある程度の湿地を好む性質を持ちます。

日光が当たらないとすぐに枯れてしまうため、厄介な雑草の中では、比較的駆除しやすい部類です。

オヒシバ

オヒシバは別名、「チカラグサ」とも呼ばれ、固い地面やアスファルトの隙間からも繁殖が可能な植物です。

4月から10月にかけて生育し、冬にかけて枯れていく1年草の仲間です。

踏み潰しても枯れづらく、また、根も地面にびっしりと生やしているため、草抜きだと除去が難しい場合があります。

また、種子で繁殖するイネ科の植物ですので非常に繁殖力があり、大きさも20cmから50cm前後にまで成長するため、一度放置すると駆除が大変な雑草です。

コニシキソウ

コニシキソウは、トウダイグサ科に属する一年草の植物。3月から11月にかけて生育し、冬にかけて枯れていきます。

繁殖方法が種子ですので強い繁殖力があり、防草対策としては、「いかにして発芽させないか。」が鍵となります。

大きさも10cmから30cm前後まで成長し放置しているだけでも駆除が大変な雑草ですが、茎や葉を切ると、人によっては肌がかぶれてしまう液を出しますので、専門業者の間でも要注意な雑草として扱われています。

カタバミ

3月から6月頃にかけて成長するカタバミ科の植物。大きさは10cmから30cm前後まで育ち、クローバーとよく似ている葉をつけます。

種子か茎による繁殖をおこない、また、芝生が生えているような場所で猛威をふるい雑草ですので、見つけ次第、すぐに駆除しないとせっかく育てた芝生が競争に負け、枯れてしまう危険があります。

また、カタバミは多年草ですので、一年を通して繁殖し続けます。そのため、生命力や繁殖力も強く、また除去しづらい場所に群生するため、厄介な雑草として扱われています。

エノコログサ

エノコログサは見た目に反して、強い繁殖力を持つ厄介な雑草です。

種子による繁殖をおこなうイネ科の植物で、大きさは20cmから70cm前後まで育ちます。

夏草を代表する雑草で、7月から9月にかけてふさふさした穂をつけます。

一年草の仲間ですので、「一年を通して繁殖する。」というような植物では無いですが、その圧倒的な繁殖力や乾燥にも強い性質が厄介です。

別名、猫じゃらしと呼ばれている、あの馴染み深い雑草です。

スズメノカタビラ

スズメノカタビラの花言葉は「私を踏まないで」。とても儚い植物かと思いきや、多少、踏まれてもピンピンしている強い生命力と冬から春にかけて一気に繁殖するたくましさを持つイネ科の雑草です。

一年草ですので、10月から6月にかけて繁殖しますが、7月から8月にかけて枯れてしまう特性を持ちます。
別名、ビンボウグサとも呼ばれ、種子による繁殖をおこないます。

大きさも10cmから25cm前後まで成長しますので、一度映えると駆除がめんどうな雑草だったりします。

ゼニゴケ

ゼニゴケは普通の雑草とは対処法が異なり、とにかく日光を当て、土壌を乾燥させたり風通しを良くする必要があります。

ゼニゴケは苔を代表する存在で、湿気の多い環境や日光の当たりづらい、ジメジメとした環境を好みます。

繁殖力がとても強く、放置していると「いつの間にか大量に生えていた。」なんてことになる厄介な雑草です。また、ゼニゴケは、害虫の餌としても人気があり、様々な場所から虫が寄り付いてしまうため、見かけ次第、すぐの駆除しておく必要があります。

厄介な雑草の駆除方法について

出典元:AC works Co., Ltd.によるPixabayからの画像

これまでご紹介した雑草を駆除するためには、一度刈り取ったり、草抜きなどで除去してから対策を練る必要があります。

ゼニゴケ以外の雑草は、基本的には日光が無いと成長できないため、草刈り作業などをおこなった後に、防草シートなどで日光を遮断することで、根絶させることが可能です。

防草シートなら除草剤のように有害な薬品を使用しませんので、環境にも優しい方法です。

雑草を生やさない庭にするために考えたいこと

出典元:Alina KuptsovaによるPixabayからの画像

雑草を生やさない庭を作るのは、意外と難しいですし、費用もかかります。

ですが、こまめなメンテナンスをおこなうことで、いつまでもきれいな庭にすることが可能です。

ここでは一例ですが、よく利用されている防草対策についてご紹介したいと思います。

防草対策:砂利を敷き詰める

砂利を敷くことによって、「雑草が生えてくる隙間をあたえない。」という方法があります。

砂利を敷き詰めることで、雑草が成長するための日光を遮ることもでき、また防犯対策にもなりますので、導入されているご家庭も多いです。
しかし、砂利だけでは雑草の対策をするには不十分で、防草シートなどを敷いた上に砂利を敷き詰める必要がありますので、ある程度の費用がかかります。

防草対策:人工芝

人工芝も砂利と同様の防草効果があり、日光を遮ることで、雑草が生える隙を作らない防草対策になります。
こちらの方法も防草シートを敷いたうえで、人工芝を施工すれば、防草効果が非常に高いとされています。

地面よりもクッション性が高いので、小さなお子様やペットが走り回る庭の場合は、オススメしたい方法です。

防草対策:防草シート敷く

防草シートは日光を遮断することができる特殊な敷物です。日光を遮断することで、雑草が生えてくることを防ぎます。

砂利や人工芝に比べて確実に日の光を遮るので、高い防草効果が見込めます。

ですが、見た目が非常に悪く、防草シートだけの対策は、一般家庭には不向きです。砂利や人工芝を施工すると見た目もよくなりますし、除草効果もさらに高くなりますので、セットで導入できる費用が必要な方法です。

防草対策:地表植物(グランドカバー)を植栽する

あらかじめ地表植物を植えておけば、雑草が繁殖することを防ぐことができます。

地表植物とは、今流行のグランドカバーと呼ばれる防草対策のことで、雑草並みの繁殖力がある見た目の良い植物を植えることで、厄介な雑草類を生やさない対策になります。

見た目を良くするのには適していますが、定期的なお手入れが必要で、また、「走り回れるような庭にしたい。」という場合には導入が難しい方法です。

除去した雑草の処分方法について

最後に除去した雑草の処分方法についてご紹介します。

燃えるゴミで処分する

草刈りや草取りなどで除去した雑草は、燃えるゴミで廃棄することができます。

雑草は「一般廃棄物」として自治体指定のゴミ袋に入れて回収場所に置いておけば、回収してもらえます。ただし、雑草は水分を多く含んでいますので、そのままゴミ袋に入れるとかさばってしまいます。

ですので、一度、天日干しをして、乾かしてからゴミ袋に入れるのがオススメです。ただ、1点だけ注意があり、天候が良いときに行わないと刈り取り後の雑草に虫が住み着くことがあります。

そうなると処分するのも大変ですので、天日干しをする際は、天候に注意してください。

土に埋める、放置して肥料にする

雑草は「土に埋める、放置して肥料にする。」方法も非常にオススメです。ゴミ袋を消費せず、そして、処分の手間もかかりません。

とくに自然農法をためされているご家庭なら非常にオススメしたい方法で、土壌の微生物を蘇らせる良い手段だとされています。

とくに健康に気をつけている方でしたら、自然農法にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

まとめ

庭に生えてたら要注意な厄介な雑草について、特徴や対策、除去方法などの視点から解説しました。

雑草についてはまだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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