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不用品回収の積み放題プランのトラブル事例について解説します

2023.04.30

不用品回収を専門業者にお願いしようと思ったとき、様々なサイトで目にする「積み放題プラン」の文字。

とても便利なサービスですがプラン自体の誤解も多く、トラブルもよく聞くサービスです。

ということで今回は、不用品回収の積み放題プランについて解説していきたいと思います。

ぜひ、これから不用品回収サービスを利用される方は参考にされてみてください。

不用品回収の積み放題プランに多い誤解と理由について

まずは不用品回収の積み放題プランに関して多い誤解とその理由についてご紹介します。

実際の料金が高くなる

不用品回収の積み放題プランを利用する最大の理由は、「定額料金で処分できるから」というものだと思います。

いろんな会社さんのサービスを除いてみると「12000円で積み放題」などの定額料金で不用品回収を承るところが多いようです。

しかし、実際に見積もりにお伺いすると積み放題プランでは対応できない量の不用品回収のご依頼だったり、リサイクル家電の処分が含まれるご依頼など、積み放題プラン適用外のケースが多いようで、業者と消費者との認識のズレによるトラブルも多いと聞きます。

積んでみないと分からないなどと言われる

こちらのケースは無許可の不用品回収業者や悪徳業者の間でよく使われるケースです。

見積もりを出すと言いながら、突然訪問し荷物を積み始めたという話もあります。

積み放題プランのよくある料金プランやサービス内容の種類について

次に積み放題プランのよくある料金プランやサービス内容などについて解説します。

トラック積み放題プラン

ここ数年で流行っているプランのひとつです。

業者によって異なりますが、その多くは軽トラック1台分までなら不用品が積み放題で利用できるという内容になっています。

まとめて大量の不用品を処分したい方には場合によりますが、一人暮らしの方やリサイクル家電の処分がない場合の方などにはオススメなプランです。

積み放題を利用するメリットは、定額かつ積み放題なので物量が多ければ多いほどお得になる点です。

買い取りできるような不用品が少ない場合は、積み放題の方が費用を抑えることができます。

また、出張費などの料金も全てプラン内に含まれていることが多いので、費用が抑えられるメリットも存在します。

トラック占有割合プラン

この料金プランは、不用品の量やトラックの占有割合に応じて料金が決まるプランです。

こちらは少量だけど処分が一人だと難しい大型家具などの処分にオススメしたいプランだったりします。

品目ごとに処分料が決められているのではなく、量やトラックの荷台をどれだけ使用したのか?で料金が決まるため、賢く使えばとても便利なプランです。

積み放題プランを利用する前に確認したい内容について

次に積み放題プランを利用する前に確認したい点について解説します。

スタッフが何人来るか

軽トラック積み放題作業にスタッフが何人来てくれるのか確認しましょう。
不用品回収業者によっては、作業人数に差があります。
スタッフが2名来てすべてやってくれる業者もあれば、スタッフが1名で、自分も積み込みを手伝わないといけないという業者もあるのです。
場合によってはスタッフの人数で料金が変わることもあるため、事前に確認をしておくといいでしょう。

家電がある場合

ゴミの分別をしなくてもいいのが、不用品回収のメリット。
その際、気をつけたいのが、不用品のなかに家電が含まれている場合です。
不用品に家電が含まれている場合、軽トラック積み放題プランの料金が高くなる可能性があります。
「家電リサイクル法」により、家電はリサイクル処分が義務付けられているからです。
処分には費用がかかるため、家電を処分したいときは、事前の見積もり時にその旨を伝えておくことをおすすめします。

積み放題プラン利用時によくあるトラブル事例

次に積み放題プラン利用時によくあるトラブル事例について紹介します。

トラックによって積める量が違う

トラック積み放題といっても、積める量はトラックによって違います。

費用としては高くても、積める量が多いならその方がお得である可能性があるのです。片付けたい荷物がどのくらいあるかによって、価格の差が出てしまいます。

選ぶ際には1立法メートルの単価がいくらなのかを目安にすると、分かりやすいでしょう。

追加費用がかかる場合もある

追加費用がかかるケースは、規定されている条件から変更がある場合です。

条件を超える荷物が出た場合や、作業時間が過ぎるような場合には、追加費用を請求されることがあります。

会社によってはサービスで安くしてくれることもあるかもしれませんが、もちろんしっかり取られる会社もあります。記載されている元のプランの価格が相場より安くあればあるほど、追加の費用が高くなる可能性が高いです。

トラック積み放題のプランの基本料金には作業費・処分費が全てコミであることが多いですが、運び出しの場所や人手がさらに要る場合はオプション費用として別途料金がかかることがあります。

エレベーターの無いマンションや団地、トラックを乗り入れにくい家などでは作業がしづらいため、条件が大きく異なるのです。

作業を依頼をした後に請求されることでトラブルになりやすいですが、事前にしっかりと確認し正確な見積もりをあげておけばトラブルを避けることができます。

積み放題プランでトラブルを避ける方法や利用時の注意点について

最後に積み放題プランでトラブルを避ける方法や利用時の注意点について解説します。

①積み荷によっては回収できない

不用品回収の積み放題プランは、基本的には荷台に積める量であれば引き取りが可能です。
しかしトラックにはそれぞれ積載量が定められています。
もちろん積載量をオーバーすると積み込むことができず、過積載として道路交通法違反に該当してしまいます。
トラックの荷台に載せられたとしても、積載量を超えてしまった場合には回収してもらえないため気をつけましょう。

軽トラックの場合は、最大積載量は350kgです。
この重量にはトラックを運転する作業員の体重も含まれるので、実際は300kg弱となるでしょう。
また、トラックごとに積み込めるサイズも決められており、トラックの積み荷は車両の長さの10%までしかはみ出すことができません。
なのでサイズが大きいものは回収してもらえない可能性があるので注意しましょう。

②回収に対応していない物もある

不用品回収の積み放題プランは、家庭で想定される不要品のほとんどの品目に対応しています。
ただし、パソコンや危険物など一部のゴミは回収に対応してもらえないことがあるのです。
また取り扱いに資格が必要となる危険物、可燃物など、処分に法律が関わる建築系の廃棄物、医療系廃棄物、動物の死骸などは引き取ってもらえません。
回収が可能かどうか悩んだときには、不用品回収業者に相談しておくとよいでしょう。

③特殊な作業料金

積み放題プランは基本的に定額で利用できるサービスです。
しかし場合によっては特殊な作業料金がかかることもあるので注意しましょう。
例えばピアノやベッドを運び出すとき、クレーンなどの準備が必要になる場合などです。
この場合には定額の範囲内で作業できないことがあります。
積み放題プランを利用するときには、あらかじめ運び出しに手間がかかりそうなものがあるときには、前もって相談をしておくと作業も効率的におこなえるのでおすすめです。

④時期によっては予約が取りにくい

近年、不用品回収の積み放題サービスは人気があり、時期によっては予約を取れない可能性があります。
例えば引っ越しシーズンにあたる3月頃は予約が殺到します。
連絡をしても対応してもらえなかったり、作業の期日がかなり先になってしまったりすることがあるのです。
それでも引っ越しシーズンなどの繁忙期に依頼したい場合には、早めに連絡して予約をとっておくとよいでしょう。

⑤追加料金を請求する悪徳業者

多くの不用品回収業者は適正な価格で取引をしています。しかし、不当な方法で追加料金を請求するような悪徳業者もいるものなので気をつけましょう。

積み荷の高さや幅に関する説明をせず、積み込んだあとに理由を付けて追加料金を請求されるケースがあります。また追加料金のかかる積み荷の回収をキャンセルすると、一旦積んだ積み荷を下ろすための作業費を請求されることもあるのです。

また、ほかのお客様から回収した不用品をトラックに載せた状態でやってくる業者もいるそうです。積み放題プランを利用するときには、明朗会計の業者を選ぶのがおすすめです。

申し込みにあたっては費用に関することを十分に確認し、不審な点がある場合は依頼を避けるようにしましょう。

まとめ

今回は不用品回収の積み放題プランについて解説してきました。

不用品回収については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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