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湯沸かし器の寿命や故障の兆候、おすすめな処分方法について解説します

2024.08.28

皆さんは湯沸かし器の処分方法についてご存知でしょうか。

湯沸かし器は、粗大ごみとして処分できないケースも多く、その処分に困る製品のひとつです。

ということで今回は、湯沸かし器のおすすめな処分方法について解説していきたいと思います。

その他にも給湯機との違いや故障の兆候、平均的な耐久年数などの情報も解説していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

湯沸かし器と給湯器の違いについて

湯沸かし器と給油器は、お湯を沸かす機械である点は共通しています。

しかし、「性能・使用方法」が両者は大きく異なるため、違いをある程度は理解していないと商品を選定する際に迷ってしまうかもしれません。

また、湯沸かし器や給油機の中にも、さらに細かく種類があるので、購入する際は種類ごとの違いも確認しておくことが大切です。

ここでは、湯沸かし器と給油機の違い・見分け方について、確認していきましょう。

給油能力が異なる

湯沸かし器と給油機は、給油能力が大きく異なります。湯沸かし器はキッチンや洗面所など、特定の場所だけでしかお湯を使えません。
一方の給油機は、お湯が必要となる場所で同時にお湯を使える高い給油能力があります。

お湯を使えるようにできるのが「家の中の1か所なのか」それとも「家の中にある全ての蛇口なのか」が根本的に異なります。

一般的な設置場所が異なる

一般的に湯沸かし器は屋内に、給油器は屋外に設置します。ただし、給油機の機種によっては屋内に設置する場合もあるので、必ずしも設置場所が決められているとは限りません。

屋内設置の湯沸かし器は、使用中の換気が必要になります。冬に寒いデメリットはありますが、換気しないと一酸化炭素中毒になる恐れもあるので注意してください。

また、屋外への設置が義務付けられている湯沸かし器が、違法工事によって屋内に設置されているケースもあるので、知識として覚えておきましょう。

湯沸かし器の寿命について

湯沸かし器の寿命は10年前後といわれています。ただし、湯沸かし器の使用状況や設置場所・環境によっても異なり、早い場合だと7~8年で寿命が来てしまいます。

故障の兆候を見逃さず、完全に壊れてしまう前になるべく早く対処してください。

メーカーの部品保有年数と修理の関係性

各メーカーの部品保有年数は、10年に設定されています。たとえ10年以上使用できる場合でも、部品が無くなるとメーカー側は修理対応が難しくなる場合がほとんどです。仮に対応できる場合でも、保守部品がないので修理費用が発生してしまいます。

部品保有年数は、メーカーが推奨する標準的な使用をした場合に、安全上支障がない期間であることも指します。そのため、10年以上使用して故障した場合は修理するよりも交換した方が安全といえるでしょう。

湯沸かし器の耐用年数と故障の兆候について

湯沸かし器が故障する原因は、機器の「耐用年数」が大きく影響します。湯沸かし器を定期的に点検・メンテナンスしないと、経年劣化による部品の摩耗や基盤の故障が気付かないに進行し、使いたい時に突然使えなくなってしまうでしょう。

不調だと感じた際はそのまま使い続けず、お湯の出しっぱなしを控えるなど使い方を改めるのはもちろん、まだ対処できるうちに業者に見てもらいましょう。

湯沸かし器の故障の兆候

 異音がする

お湯を出す際に、大小問わず爆発するような音が聞こえてきたら故障が近いサインです。
空気とガスのバランスが崩れ「ピー」という音が鳴なる場合もあります。

 異臭がする

正常に燃焼できなくなっている可能性があります。
酸っぱい臭いがしてきたら、ただちに使用をやめましょう。

 お湯の温度が安定しない

設定温度より上がったり下がったりする場合、シャワーの温度調節が上手くいかない場合、経年劣化など何かしらの原因で故障が近づいているサインといえます。

 お湯が中々出てこない

機器内部の効率が悪くなっている可能性があります。
経年劣化が原因である場合が多いので、交換を検討してもよいでしょう。

 リモコンにエラー表示が頻繁に出る

エラー内容によっても異なりますが、頻繁に表示されるのなら、まだ使えてはいても湯沸かし器の一部の機能が故障している可能性があります。

取り扱い説明書やメーカーのサイトに原因と解決方法がまとめられているので、確認してみてください。

 本体から水漏れする

熱交換器や配管をはじめ、内部部品が劣化している可能性があります。
湯沸かし器の使用年数が長ければ、交換した方がよいでしょう。

 排気口の周囲にサビが目立ってきた

湯沸かし器から排気される水分によって、排気口の周りはサビやすくなります。
排気口周りのサビが以前と比べて目立ってきた場合は、湯沸かし器の内部もサビはじめているサインといえます。

 黒い煙が出ている

黒い煙が出てきたら、不完全燃焼を起こしている可能性があるので注意が必要です。
ただちに使用をやめ、修理もしくは交換を依頼してください。

白い煙は排気に水蒸気が混じったものである可能性が高く、基本的に問題はありませんが、心配なら業者に点検してもらってもよいでしょう。

 お湯張り・追い焚きできない

お湯は出るものの、お湯張りや追い焚きができないといった症状も故障の兆候なので注意が必要です。

湯沸かし器の処分を考えたほうが良いタイミングについて

処分するタイミングとしては、「湯沸かし器の一般的な寿命」「メーカーの部品保有年数」である設置後10年を一旦の目安にするとよいでしょう。

ただ、一度故障の症状が出た湯沸かし器は、部品が経年劣化している場合が多く、何度も修理や交換が必要になるケースがあります。

目安として7~8年使用して、先に説明した「故障の兆候」が頻繫に見られたら、寿命と捉えて買い替えた方がよいでしょう。

湯沸かし器の処分する前に注意したいこと

次に処分前に注意したいことについて解説していきます。

自分では絶対に取外さない

湯沸かし器を取り外すには、専門的な知識・資格が必要です。
本体は電気やガスとつながっているため危険が伴いますし、そもそも資格を持たない人が取り外すのは法律で禁止されています。

お金を払って、危険物の取り扱いの実績がある専門業者に取り外しを依頼しましょう。

取り外し工事費がかかる

湯沸かし器を処分する際には、取り外しが必要になります。
取り外しには配管や電気、ガス関係の技術が必要なため、専門業者に依頼しなければなりません。

業者によって費用はまちまちで、取り外しだけで10,000円を優に超える請求をされる場合もあります。本体も新たに購入して交換する場合は、さらに料金がかかるので注意しましょう。

多少時間がかかっても、複数の業者としっかり比較検討して、施工費用が安く評判のよい業者を選ぶようにしましょう。

業者に依頼する場合は必要な資格を持っているか確認

湯沸かし器の処分や取り外しを依頼する場合は、基本的に購入した店舗に連絡します。
もっと安く処分したい場合は、湯沸かし器の処分に対応してくれる他の業者を探さなければなりません。

湯沸かし器の種類には、LPガス・都市ガス・電気があります。

他の業者を探す場合は、この湯沸かし器の燃料種ごとに必要な資格を保有しているかを確認しなければなりません。

無資格で作業を行う業者も一定数存在し、依頼すると手抜き工事などトラブルが起こりやすいので気を付けてください。特に、最新式である「電気タイプ」の湯沸かし器には対応していない業者が多いので注意が必要です。

「湯沸かし器の取り外し・交換に必要となる主な資格」

液化石油ガス設備士 LPガス設備工事を行う場合は必須
簡易内管施工士 都市ガスを使用している地域で、ガス栓の増設・移設などを行う際に必要
第二種電気工事士 コンセント増設や電源接続工事を伴う給湯器設置において必要
ガス消費機器設置工事監督者 ガス瞬間湯沸かし器をはじめ、屋内に設置する事故リスクの高い機器を設置する際に必要

※液化石油ガス設備士の有資格者であれば、保有していなくても工事を進められる

ガス可とう管接続工事監督者 給湯器に繋がれている金属配管、ガスコンロのガスホースなど(ガス可とう管)を使用して、ガス機器とガス栓を接続するために必要

これらの資格を取得しているかを、目安に依頼するとよいでしょう。

不要品回収業者は悪徳業者に注意する

不要品回収業者の中には許可を持たずに営業する悪徳業者も存在するので、注意してください。

回収した不用品の処分費用を浮かせるために不法投棄する業者も存在し、その場合は依頼側も罪に問われます。

依頼する前には過去の対応実績や口コミを参考にし、信頼できる業者に依頼するようにしてください。一概に悪徳業者とはいえないかもしれませんが、ホームページをはじめ情報の発信が全くない業者も避けた方がよいでしょう。

湯沸かし器を捨てるならオススメの処分方法について

最後に湯沸かし器の処分方法について解説します。

業者に引き取りを依頼する

湯沸かし器の取り扱いがある業者に回収を依頼するのが、最も一般的な処分方法といえます。

取り外しと回収を同じ日に行ってくれるので、スムーズに処分できます。

本体に貼っているシールに湯沸かし器を設置した業者が記載されている場合があるので、事前に確認しておきましょう。

リサイクルショップに買い取りを依頼する

リサイクルショップで湯沸かし器を買い取っている場合もありますが、年式が古いと買い取りを断られやすい機器でもあります。

依頼する際は以下の項目をチェックして、前もって買い取ってもらえる見込みがあるか問い合わせてから持っていく方がよいでしょう。

  • 年式
  • 型番
  • メーカー
  • 燃焼種(LP・都市ガス・電気)

お住まいの地域のガス・電気の事情によっても、買い取り価格は変化します。お手持ちの湯沸かし器の燃料種が住んでいる地域であまり使用されていなければ、「ネット宅配買い取り」を検討してもよいでしょう。

欲しい人に譲渡する

取り外しさえ完了していれば、湯沸かし器を欲しい方に譲ることもできます。知り合いがいない場合は、ジモティーなどのネット掲示板を利用してもよいでしょう。

ただし、譲渡先の湯沸かし器のメーカーは確認しましょう。譲る湯沸かし器と譲渡先でメーカーが異なると、対応可能なガスが異なり接続できないなど色々な問題が想定されるためです。

譲渡した後にトラブルにならないように、お互いに納得したうえで取引きするようにしましょう。

不要品回収業者に回収を依頼する

機能の一部に異常があり動作が安定しないものから、故障して全く動かない湯沸かし器まで基本的に追加料金なしで回収してもらえます。

湯沸かし器を買い取ってくれる場合もあり、他の不用品も合わせて査定してもらえば、さらにお得に処分できるのが魅力です。

まとめ

今回は、湯沸かし器のおすすめな処分方法などの情報について解説していました。

この他にも不用品処分や回収について、知っておきたい知識はまだまだあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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