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2024.10.16
除雪機の耐用年数は、平均して7~10年だとされています。その理由としては、「修理部品の入手可能な期間」が関係していたり、国税庁が公表している「減価償却資産の耐用年数」が深く関わっています。
これから除雪機を購入する方は、これらの知識は知っておきたいものですし、知っておいて損はありません。
ということで今回は、除雪機について耐久年数や少しでも長く使うためのメンテナンス方法、買い替えなどで不要となった場合の具体的な処分方法について解説していきます。
これから除雪機を購入する方やすでに処分方法に困っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。
除雪機を製造しているメーカーごとに補修用部品の保有期間は異なるため、明確に〇年まで入手可能とはいえません。
しかし、数多くのメーカーが自社のホームページを通して提示している保有期間をみると、平均して7年前後といえます。
ここでいう補修用部品の保有期間とは、除雪機の製造を打ち切った時からの期間です。したがって、製造されたばかりの新しい製品を購入すれば、除雪機が故障した時に補修用部品が手に入りやすいといえます。
部品交換時に注意する点は、補修用部品で故障した箇所を直したとしても製品自体は新品同様にならないということ。1つの部品が劣化したということは機器全体が古くなっていることを意味し、他の部品も劣化してすぐに不具合を引き起こす可能性もあります。
このような背景からも、除雪機の耐用年数は10年前後が妥当といわれています。
家電製品や車は減価償却資産の1つで、使い込むほどに不具合が発生しやすくなり、そしていつかは故障します。減価償却とは、このように時間の経過に伴い資産の価値が減少していくという考えです。
それぞれの減価償却資産に対して、財務省は耐用年数を明示しており、除雪機は10年と定められています。
減価償却資産の耐用年数は、会計処理の際に減価償却費を算出するのに使われるのが一般的です。1年ごとに企業の財務諸表に費用計上する減価償却費は、対象の製品を耐用年数で割って求めます。
以上、2つの根拠から除雪機の耐用年数は10年程度といわれていますが、使い方によっては十分それ以上使えます。
実際に国内の主要販売メーカーであるヤマハやホンダの除雪機は、20年以上している方も多いです。もちろん、使用している間に一度も不具合や故障がないわけではありません。
除雪機が長持ちするかどうかは、使用する方がどれだけ機器のメンテナンスや管理に力に入れて大切につかってきたかにもよります。
特に積雪の多い地域において除雪機は欠かせないアイテムといえますが、処分方法が分からない方は多いです。
大型機械である除雪機は簡単に持ち運びもできないので、前もって捨て方と注意点を理解していなければ処分時に苦労するでしょう。
ここでは、除雪機の主な処分方法について紹介していきます。
エンジン式の除雪機は基本的に自治体での引き取りは難しいですが、電動式であれば対応してもらえます。
ただし、電動式だから確実に引き取ってくれるとは限らないので、自治体に問い合わせるようにしましょう。
除雪機は大型粗大ごみに分類されるので、処分するにはある程度の費用がかかります。
処分費用については自治体のホームページや直接問い合わせなどして、事前に確認した方がよいでしょう。
回収業者であれば、ほとんどの不要品を電話やLINEで予約するだけで自宅まで回収しにきてくれます。除雪機に関してもエンジン式・電動式問わず回収してくれるため、幅広いタイプの製品に対応してくれるでしょう。
即日や夜間対応も可能で、さらに買い取りに対応している業者もあり、他の不用品と一緒に査定してもらえる可能性もあります。
ただし、ある程度の費用はかかってしまいます。
除雪機のサイズによっても料金は変わってきますが、軽トラックで回収する場合は8,000円~、2トラックは25,000円~くらいが相場です。
悪徳業者が多い点も注意しましょう。
かりに回収した不用品を不法投棄された場合には、依頼者側にも責任を問われます。
悪徳業者を避けるため、以下のポイントを意識して依頼する業者を選びましょう。
自治体がホームページやパンフレットなどで紹介している業者
所在地・連絡が明確である
不用品を回収するための資格「古物商許可証」などを保有
契約関連の書類、保証をしっかり提示する
対応が丁寧でしっかりしている
無料回収を謳っていない、トラックで巡回していない業者
除雪機を買い替える際に、古い機器はメーカーに下取りしてもらえる可能性があります。
下取りする場合は、メーカーが定めた金額で取引きします。
除雪機をはじめ農機具関連は、他の市場と比較して競合が少ないので下取り価格は控え目になるケースが多いです。
ただ、搬出や輸送にかかる費用を負担してもらえる場合も多く、手続きも比較的簡単だというメリットもあります。
利益はそこまで重視せず、手軽かつ確実に除雪機を処分したいならメーカーによる下取りがおすすめです。
たくさんの雪が降り積もり、これから活躍してほしい時に除雪機が突然使えなくなってしまっては大変です。
日頃からメンテナンス・管理を適切に行えるようにするためにも、除雪機の中でも消耗しやすいパーツと交換費用の相場を紹介していきます。
除雪機の中でも消耗しやすいパーツは「バッテリー」「オーガ」「クローラー(キャタピラ)」が挙げられます。
■バッテリー
バッテリーの機能が低下すると、エンジンの不調を引き起こしやすくなります。バッテリーの機能低下は、外気温の低下によって引き起こされるケースも多いです。そのため雪が降る寒い時期は、エンジンがかからないこともよくあります。
エンジン音が普段よりゆっくり感じることが、エンジンがかからなく前兆である場合が多いので、除雪が本格的に必要になる時期の前に確認してみてください。
故障でなければ、多くの場合はバッテリー交換することで解消されます。
また、シーズン終了後などバッテリーを長く使わない時は、マイナス端子を外して少しでも放電を減らすようにしましょう。
■オーガ
オーガとは、らせん状の回転刃で掻き取った雪を砕くための集雪措置です。
除雪機は問題がなく動いているのに上手く雪かきできない時は、「オーガの爪」が消耗している可能性があります。オーガの爪は雪に氷や石が混じっていたりすると、早く消耗してしまう場合が多いです。
爪に溝がないかを確認して、消耗の具合によっては交換が必要になります。
除雪作業中にオーガが止まった時は「シャーボルト(シャーピン)」の破損が原因である可能性が高いです。シャーボルトはオーガとオーガミッションをつなぐボルトを指します。
オーガミッションの安全装置ともいわれているので、不具合が見られた場合は最初にチェックしてみてください。
■クローラー
クローラーとは除雪機のキャタピラ部分を指し、除雪機専用のゴムクローラーは「芯金タイプ」芯金が無い「芯金レスタイプ」に分類されます。
クローラーは劣化が進むとひび割れする場合もあり、放置すると作業中に切れてしまう場合もあるため注意が必要です。トラブルが起こった際は除雪機を安全な場所に移動させエンジンを止めてください。
費用はメーカーや除雪機を扱う店舗によって異なりますが、パーツ交換の作業で発生する工賃のみだと1万円以下で収まる場合が多いといえます。
ただ、そこにパーツ代を含めるとなると、サイズや性能によって費用は変わってくるので注意が必要です。
バッテリー | 5,000~10,000円 |
オーガ | 「オーガ+ブロア分解塗装料金」
小型機 26,400円 中型機 33,000円 大型機 44,000円 「オーガVベルト交換」 工賃 8,800円 部品代1,900円~ |
クローラー | 「クローラピン交換」 2,420円~(+部品代220円)
「クローラ脱落修理」 小型機 4,400円 中型機 6,600円 大型機 9,800円 |
除雪機の稼働期間は長くても冬季の4か月です。
使用していない時間の方が長いので、メンテナンスを定期的に行わないと除雪作業中に突然止まってしまうリスクもあります。
除雪機を少しでも長く、そして必要な時にトラブルなく使えるようにするためのメンテナンス方法を紹介していきます。
ガソリンは使用せずに除雪機の中で放置すると、徐々に劣化していき配管を詰まらせる原因になります。
シーズン終了後など長く除雪機を使わない間は、給油ポンプを使用して本体のガソリンを抜き風通しのよい場所で保管しましょう。
エンジンタイプの除雪機は、最低でも2年に1回のペースでオイル交換をするようにしましょう。エンジンオイルを定期的に交換しないと、オイルが劣化してエンジンが焼き付いてしまう場合があるためです。
オイル交換は以下の手順で行いましょう。
バッテリーはエンジンを稼働させるための電力を供給するための機器です。しかし、内部に溜められた電力は除雪機を使用していない間も失われていきますので、バッテリーが空の状態で放置すると機能が低下してしまいます。
使用しない夏の間など除雪機を長く保管する場合でも、バッテリーは充電しできるだけ満タンにしておくようにしましょう。
バッテリーの充電は目安として、年に2回は行うようにしてください。
また、バッテリーは繋ぎっぱなしすると放電します。長く使用しない場合は、マイナス端子を忘れずに取り外しておきましょう。
除雪機は水分と接するため、壊れている部品があると破損箇所からサビが広がり寿命を縮める恐れがあります。
特に雪を取り込んで砕く「オーガ」、その雪を排出する「シューター」にサビが発生している場合には注意が必要です。
雪がこびりつきやすくなり排出する際の勢いが弱くなり、詰まってしまう場合もあるなど、除雪機を正常に使えなくなる恐れがあります。
塗装が剥げてサビついている箇所があれば、サビを落として塗装を行いましょう。
塗装によるケアは、シーズン中2~3回の頻度がおすすめです。
「防錆スプレー」もサビを防止する効果が見込めます。
ただし、商品によって効果の持続に差があり、一定の期間で効き目がなくなるので、使う場合は定期的に塗布するとように心がけましょう。
除雪機は雨風や直射のあたらない場所に保管しましょう。
除雪機の寿命を縮める要因の1つがサビの発生です。
サビは金属が酸化することが原因で発生します。
サビつている箇所があるということは、耐久性や除雪機が正常に動作するための機能が多少なりとも失われていることを意味します。
除雪機がサビないようにするために、以下の点を意識しましょう。
使用しない時は防湿シートでおおっておく
屋外への保管は避ける(水分を伝えやすい土や木などの上はNG)
室内保管でも土の地面は避ける(コンクリートの上が理想)
今回は、除雪機について耐久年数や少しでも長く使うためのメンテナンス方法、買い替えなどで不要となった場合の具体的な処分方法について解説していきました。
この他にも、不用品にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。
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