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2025.01.29
スポットエアコンは室内全体ではなく特定の場所を冷却することに優れた冷房機器ですが、処分する際には簡単に捨てられない点がデメリットとしてよく挙げられています。
一般的な家庭用エアコンは家電リサイクル法の対象となり、処分する際は家電リサイクル券を購入する形でリサイクル料を支払います。
しかし、スポットエアコンや業務用エアコンは家電リサイクル法の対象外なので、処分方法が少し特殊です。
また、家庭用モデルと業務用モデルとで処分方法が異なる点も問題を複雑化されている要因の一つとなっています。
ということで今回は、スポットエアコンの処分方法について解説していきたいと思います。
家庭用モデルと業務用モデルの両方の処分方法について解説していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。
ここでは、スポットエアコンの処分方法を4つ厳選して紹介していきます。
エアコンの状態や自分の生活スタイル、スケジュールなどを考慮し、最適な処分方法を検討していきましょう。
とにかく手間と時間をかけたくない方、処分方法についてアレコレと悩みたくない場合には不用品回収業者への依頼がおすすめです。
業者によって引き取りできる基準は異なりますが、幅広い不用品の回収を受け付けてくれます。
申し込みさえすれば当日に自宅まで引き取りに来てもらえますし、引き取り後も業者側で適切な方法で処分してくれるので、不慣れな方にとってはやさしい方法です。
また、スポットエアコンの他に不用品があったり、業者が買い取りにも対応していたりすれば、よりお得に処分できます。
後ほど詳しく説明しますが、スポットエアコンは事前にフロンガスの回収を行わなければいけない場合もあります。数は多くありませんが、不用回収業者の中にはフロンガスの回収も行っているところもあり、必要な手続きをまとめて済ませられる可能性もあります。
不用品回収業者を利用する場合は、家庭から出るごみを回収する許可である「一般廃棄物処理業」を保有しているか確認してください。許可を持たない業者が、不法投棄をはじめとしたトラブルを起こした事例が多くあるためです。
また、まれに事業ごみの回収許可「産業廃棄物処理業」と勘違いしてしまう方もいるので注意してください。いくら取得していても、一般廃棄物処理業を保有していない時点で回収はできません。
エアコンをはじめ大型家電の引き取りや買い取りに特化している業者であれば、安心・安全に処分できるでしょう。業者はインターネットで探す他、自治体に問い合わせて指定の回収業者に引き取ってもらう方法があります。エアコンの買い取りを強化している業者は多いので、比較的簡単に引き取り先は見つかるでしょう。
スポットエアコンが十分に使用できる状態であれば、出張買取りに対応してくれる業者もあるので、持ち運びが大変な方でも手軽に利用できるのも嬉しいポイントです。
スポットエアコンの状態や年式、取り扱い説明書など付属品の揃い具合にもよっても条件は異なりますが、想定以上に高く買い取ってくれる場合もあるでしょう。
エアコンの販売店は、購入者から古いエアコンの引き取りを依頼されたら応じる義務があります。
そのため、エアコンの購入と同時に不要になった際の回収の申し込みも受け付けるケースが多く、仮に申し込んでいない場合は後から問合せる形になります。
新しいスポットエアコンを手に入れられるうえに、不用になったものはその場で引き取ってもらえるので、効率の良い処分方法といえるでしょう。
ただし、スポットエアコンを扱っている販売店自体が少ない点、引き取りに対応していない店舗もある点は処分方法を決める際に検討する必要があります。また、業務用のスポットエアコンも基本的には引き取りに応じていません。
後々困ることがないように、スポットエアコンを購入する前に不要になった際に回収してくれるのか確認するとよいでしょう。
スポットエアコンを購入したメーカーに問い合わせれば、引き取ってもらえる場合があります。海外の製品は難しい可能性が高いですが、日本製であれば話を聞いてもらえる場合が多いでしょう。
また、郵送での回収を受け付けているメーカーもあります。
配送の手間はかかってしまいますが、引き取り場所が自宅から遠い場合にはおすすめです。
前章ではスポットエアコンの主な処分方法を紹介しましたが、条件さえ合えば基本的にどの方法を選択しても問題ありません。
ただし、それぞれの処分方法には一定のデメリットもあります。
スケジュールやライフスタイル、過去に不用品を処分した経験などの違いで、人によっては処分時に負担を感じてしまうこともあるでしょう。
ここでは、処分方法ごとのメリット・デメリットをまとめていきますので、比較検討してみてください。
処分方法 | メリット | デメリット |
不用品回収業者への依頼 | ・自力での運搬が不要
・即日/休日/夜間に対応してもらえる可能性もある ・他の不用品も回収してもらえる ・不要品を買い取ってもらえる場合もある |
・許可を持たない悪徳業者も一定数いる
・引っ越しシーズンなど繫忙期に予約が取りづらい |
専門業者への回収依頼 | ・安全に処分できる
・問題なく使える状態であれば、買い取ってもらえる場合もある |
業者を自分で見つけたり、問合せたりする手間がかかる |
買い替え時 販売店引取り | 費用をかけず、効率的に処分できる | ・そもそもスポットエアコンを販売している店舗が少ない
・費用が発生するケースもある ・引き取ってくれない店舗もある |
メーカーへの回収依頼 | ・安全に処分できる
・処分費用がゼロの場合もある |
・(郵送の場合)配送の手間がかかる
・処分費用がメーカーによって異なる |
処分方法ごとの費用相場、大体の処分費用を見積る際などに参考にするポイントを備考としてまとめました。
処分方法 | 費用相場 | 備考 |
不用品回収業者への依頼 | 単品 3,000~5,000円+諸経費
パック10,000円~ |
・エアコンの状態によって費用は変動
・買い取りを依頼できる場合もある |
専門業者への回収依頼 | – | 収集・運搬料金(回収場所から処分場所まで運搬するための費用)は要問合せ |
買い替え時 販売店引取り | 要問合せ | – |
メーカーへの回収依頼 | 要問合せ | – |
いくら料金が安くても、結果的に自分の負担が大きくなるのなら、高い処分費用を支払っているのと本質的には変わりません。
費用以外にも、エアコンを運搬する手段の有無やスケジュール面なども考慮して総合的に検討しましょう。
部屋全体ではなく部分的に冷却するために使用されるので、小さなイメージがあるかもしませんが、スポットエアコンは立派な大型家電の一つです。家庭ごみのように簡単には廃棄できず、処分方法するには法令に則り正当な手順を踏なければなりません。
正しく処分しないと罰則の対象にもなるので、これから紹介するルールは最低限守るようにしてください。
業務用のスポットエアコンは産業廃棄物の扱いとなるため、粗大ごみとして捨てることはできず、指定された正規の業者を通して処分する形となります。
スポットエアコンには業務用と家庭用がありますが、家庭用であっても業務の中で使用されていたものであれば、全て産業廃棄物となるので注意が必要です。
スポットエアコンを正しく処分しないと、法令違反として罰則の対象になる場合があるので注意しましょう。
例えば、法令に基づいていない処分方法とは以下の通りです。
家庭用除湿機やウォーターサーバーをはじめ家電製品にはフロンを使用しているものが多くあり、スポットエアコンもその一つです。
2,020年にはフロンの大気放出を防止する目的で「改正フロン排出抑制法」を施行され、ルールに違反すると罰則の対象になりました。
具体的には、フロンガスを使用している製品を処分する際は、フロンガス回収業者によるガスの回収が必要です。
もしフロンガス回収業者として登録していない業者が回収を行った場合「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されるので、業者は慎重に選びましょう。
スポットエアコンの多くは「第一種特定製品」と記載があり、処分する前にフロンガスの回収を行わなければいけない場合があります。一般的に取り扱い説明書や銘板に記載されているので確認してみてください。
もちろん自分でフロンガスの回収は行えないので、専門のフロンガス回収業者やメーカーに依頼します。回収を依頼する業者は、各都道府県の「第一種フロン類充填回収業者登録簿」の中から探していくのが一般的です。
参考 : 「福岡県 第一種フロン類充塡回収業者登録簿 環境保全課」より
フロンガスの回収費の目安は20,000~30,000円。
回収が完了すると引き取り証明書が発行され、「フロン回収済み」と記載されたシールを貼ってくれます。それがフロンガスを適切な方法で回収した証明になり、正式に処分を依頼できます。
参考 : 処分費用について
フロンガスの回収を適切に行わないとスポットエアコンを引き取ってもらえなので、安全・確実な方法を実行するように意識してください。不安な点があれば、つど自治体に問い合わせるようにしましょう。
今回は、スポットエアコンの処分方法について解説していきました。この他にも不用品にまつわる知っておきたい知識はまだまだあります。
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