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生前整理とは?業者選びのコツやポイント、注意点について解説します

2025.06.11

皆さんは、生前整理について聞いたことがありますか?

生前整理は自分でやると意外とやることや注意点が多く、最後までやり遂げることがとても大変な作業の一つです。

しかし、生前整理の代行業者に依頼することで、作業の負担を減らすことができますし、すべてを丸投げしなくても、部分的に任せるといった選択肢も広がります。

ということで今回は、生前整理の業者選びについて解説していきます。

生前整理業者の選び方や依頼するメリット、依頼時の注意点などについて解説していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

生前整理とは

生前整理は今話題の終活の一つで、自分が亡くなった後に備えて身の周りを整理することです。
具体的には、以下の作業をメインに行います。

作業名 作業内容/目的
家財整理・不用品処分 家の中を整理して、不用品も処分することにより、快適な空間を作るのが目的

物が減ることで、カビによる病気や転倒事故の軽減などのメリットがある

財産の整理・財産目録の作成 財産を整理する以外にも、借入金・ローン関連の書類など負債も把握

また、土地・家屋に関する重要書類、領収書や請求書など各種手続きに必要になるものも整理

デジタル関連の整理 スマホ・パソコン上のデータ整理、月額料金が発生するサービスの把握・解約

その他、SNSアカウント、FX口座など

遺言書の作成 法律で定められた形式で、財産を誰にどのような形で相続させるかを記載する
相続やライフラインの解約など期限内に行うこともあるため、どこに何があるかすら分からない状態だと負担をかけてしまうでしょう。
何よりも亡くなった直後の精神的に不安定な状況で、イチから遺品整理を始めるのは負担ですし、冷静な判断も難しいためトラブルにつながるリスクは高いです。
生前整理によって遺族の負担を完全に無くすのは難しいですが、自分の意志を明確にしておくだけでも、遺品整理がスムーズに進みやすくなるでしょう。

 生前整理業者を利用するメリット

自分たちで行うより費用がかかってしまう以外にも、日程を調整しなけばならないなど業者を利用する上でのデメリットもあります。
ただ、あまりにも物量が多い場合や遺言書の作成や相続関係など専門的なことが分からなければ業者の利用がおすすめです。
無理に自分だけで生前整理を行うとすると、やり直しや遅延が生じてかえって時間とお金を浪費する可能性もあります。

知識がなくて悩むことが減る

生前整理において、財産目録や遺言書の作成などは法律の知識が必要になります。生前整理業者に依頼すれば、法的な知識のサポートはもちろん、場合によっては専門家の紹介も行ってくれるので安心して作業を進められます。
また、亡くなった後の遺品の処分方法についても相談できるため、遺族に最も負担をかけない形で遺品整理の進め方を指定できるのもメリットの一つです。
業者によっては、申し込み特典としてエンディングノートをプレゼントしてくれる場合もあり、書き方のアドバイスもしてくれます。
生前整理について右も左も分からない状態でも、業者に依頼すれば知識不足で困る場面はほとんどなくなるでしょう。

時短につながる

あまりにも物量が多く、作業内容も多い場合は別ですが、生前整理業者に依頼すれば大抵の作業は1日以内に終わります。数名のスタッフが協力して一気に作業に取り掛かるため、1K程度の部屋なら2~3時間程度で終わる場合も多いです。

入院や老人ホームへの入居を控えているなど、生前整理を急いで終わらせなければならない事情がある方は業者に依頼するとスムーズでしょう。

心身の負担を軽減できる

生前整理ともなると家の至る所を徹底的に整理・処分するので、体力も人手も必要になります。
特に大型の家具家電がある場合は、家から外に出すだけでも相当な体力が必要になるため、病気などで体力的に不安な場合は決して無理はできません。
また、ごみの細かい分別や遺言書の作成などスムーズに行かないことも多く、精神的な負担もかかるでしょう。
業者に依頼すれば、不用品の分別・処分をはじめ生前整理に関する様々な作業をトータルサポートしてもらえます。
心身ともに余裕がある状態になれば、冷静な判断をできるようになり、遺族に対して最適な形で自分の意志を残せるようになるでしょう。

生前整理に関連する他の作業も一括で依頼できる

財産整理や遺言書の作成などメインとなる作業以外にも、生前整理を行うにあたって様々な作業が発生する可能性もあります。
例えば、病院に入院したり、老人ホームに入居したりするタイミングで引っ越しや持ち家の売却が必要になり、業者に相談をする人も多いです。
このように、生前整理は自宅に戻らないことを前提として行われる場合が多く、それに伴って様々な作業が発生します。
生前整理業者が自社で行えない作業は、提携業者に依頼するので、ほとんどの場合は問題なく対応してもらえます。

 生前整理業者の費用相場

福岡県の場合は1K約35,000〜40,000円で対応している業者が多いです。生前整理の費用相場を確認したい場合は、以下のサイトを参考にしてみてください。
都道府県や依頼内容ごとに検索できます。参考 : 「みんなの遺品整理

間取りごとの生前整理の費用相場

間取り 金額
1R・1K 3~8万円
1DK 5~12万円
1LDK 7~20万円
2DK 9〜25万円
2LDK 13〜30万円
3DK 15〜40万円
3LDK 20〜50万円
4LDK以上 22〜60万円

物量や作業環境などにより料金は変動するので、上記はあくまでも目安と考えてください。

生前整理の料金構成

業者によっても異なりますが、生前整理や遺品整理の費用は主に以下2つで構成されます。

  1. 作業料金
  2. 廃棄処分費

作業料金には人件費や車両費が含まれ、作業スタッフの人数やトラックの台数・種類(物量)によって増減します。

また、搬出時に使えるエレベーターやトラックの駐車スペースの有無など作業環境によっても料金が変動します。

廃棄処分費とは、生前整理で発生する粗大ごみやリサイクル家電を適切な方法で処分するために必要な費用です。自分で生前整理を行う場合は、粗大ごみやリサイクル家電は自治体ごとに定められた方法でお金を払って処分しなければいけません。

その費用が作業料金に含まれていると考えましょう。

また、生前整理業者が買取サービスを展開している場合は、上記2つの費用から買い取り代金を差し引くことが可能です。

正確な費用相場は、2~3社程度、生前整理業者に無料見積もりをお願いすると把握できるでしょう。

業者の選び方と見るべきポイント

回収したごみを不法投棄される、不当な追加料金・解約料を請求されるといった悪徳業者による被害は後を絶ちません。

費用やサービス内容も業者によって大きく異なるため、生前整理の目的や予算に合った最適な業者を慎重に見極める必要があります。

ここでは、契約後や作業後に後悔しないように、業者を選ぶ際のポイントや注意点を紹介します。

とにかく焦って決めることは避け、見積書の内容など分からないことがあれば納得できるまで質問するようにしましょう。

サービス内容が豊富であるか

生前整理業者を選ぶ際は、サービス内容の豊富さを重視しましょう。合わせて、もし生前整理業者が対応できない作業があった場合に、協力してもらえる提携業者が存在するかも確認してください。

対応できる作業が少なく、提携業者もいない場合、当日に突発的な作業が発生した際は別の業者に依頼する必要も出てきます。

幅広い作業に対応できる業者であれば、何度も依頼する手間がかかりませんし、まとめて依頼すれば費用も抑えられる場合がほとんどです。

例えば生前整理と同時に不用品の買取もお願いしたい場合など、依頼する作業が多くなりそうな時には、サービス内容の豊富さはポイントになるでしょう。

ホームページに必要な内容が記載されているか

ホームページは自分の希望にマッチする業者を探す上で、有益な情報源になります。業者のホームページを見る際は、最低限、以下の情報を確認しましょう。

  • 所在地・連絡先
  • 会社概要
  • 代表者氏名
  • 作業実績
  • 一般産業廃棄物許可の有無
  • 追加料金、キャンセルポリシー

ホームページのみで生前整理業者の良し悪しは判断できません。しかし、会社の窓口にもなり得るホームページを適当に作っている業者を敢えて選ぶ必要はないでしょう。

悪徳業者の場合、トラブルがあった時に言い逃れできるように、都合の悪い部分は敢えてホームページに記載していない場合もあります。

業者の対応力

生前整理業者の対応力を判断する時は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 問い合わせに対する回答が迅速か
  • 顧客ニーズをくみ取ろうとしているか
  • 個別の事情に配慮しているか
  • 専門用語を用いず、分かりやすく説明しているか

このように、常に依頼者目線に立った対応ができる業者は信頼性が高いといえます。

どこの業者も担当者によって対応に差が出るのは当然です。しかし、会社の顔として顧客と接している社員の対応力が低いと、会社全体で仕事に対する意識が低いと判断せざるを得ません。

最初の問い合わせの段階で、言葉遣いが明らかに横柄であるなど、少しでも不安を感じた場合は他の業者への依頼を検討しましょう。

見積に誠実な姿勢で対応してくれるか

生前整理は物量や間取りなどで大きく料金が変わるため、多くの業者が現地での見積もりを無料で対応してくれます。

しかし、中には現地見積もりに高い料金を請求する業者もいるため注意が必要です。

オプションと称して、ほとんどの業者が無料で対応している細かい作業にまで料金が発生する可能性もあります。また、見積書が「作業一式○○円」など曖昧な記載になっていないかもチェックしましょう。

優良業者であれば、詳しい内訳はもちろんのこと、追加料金やキャンセル料の有無についても明確に記載します。

料金が安すぎないか

無料回収や格安を前面にアピールする業者には注意が必要です。見積もりの段階では安い料金を提示しておいて、作業当日や作業後に不当な追加料金を請求されるケースがあります。

そのため、電話やメールのみで見積もりを済ませようとする業者には注意しましょう。作業当日に想定より物が多いことを理由に、追加料金を請求される被害が頻繫に起きています。

できるだけ費用を抑えたい気持ちは理解できますが、他社と比べて安すぎる業者は何かしら裏がある場合がほとんどです。費用面だけではなく、過去の作業実績やスタッフの対応など総合的に判断して依頼する業者を決めるようにしましょう。

必要な許可を取得しているか

生前整理業者を選ぶ際は、一般産業廃棄物許可を取得しているか確認しましょう。一般産業廃棄物許可は、生前整理によって家庭から出るごみを処分するために必要な許可です。

なお、許可を持っていなくても、許可を取得している提携していれば問題ありません。

ただし、提携業者が存在しても自社で許可を持たない業者は、生前整理に関するノウハウが不足している可能性があるので基本的にはおすすめしません。

許可も持っておらず、提携業者も存在しない場合については、無許可で運営している業者なので注意しましょう。

また、生前整理業者に不用品の買取を依頼したい場合は、古物商許可を取得しているか確認してください。古物商許可証を持たずに、不用品の買取や販売はできません。

さらに、生前整理相談士など、業務を行う上で必須となる許可以外も積極的に取得しているかも確認するとよいでしょう。

違反の履歴がないか

一度でも業務改善命令や業務停止命令といった行政処分を受けた業者は、基本的に選択肢から除外しましょう。企業の体質が根本的に変わらない限り、また同じことを繰り返す可能性はゼロではありません。

不法投棄のように、自分自身にも責任が及ぶ可能性がある違反をされると後々大変です。違反の履歴はネット上で検索できる場合もあるので、前もって調べておくようにしましょう。

まとめ

今回は、生前整理の業者選びについて解説していきました。

この他にも、遺品整理や生前整理にまつわる知っておきたい知識は、まだまだあります。

ぜひ、この他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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