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庭木の剪定後に出る枝の処理に困っていませんか?
剪定枝を放置すると害虫の発生や火災のリスクがあるため、適切な処分が必要です。
しかし「いつ処分すればいいのか」「どの方法が最も費用を抑えられるのか」など、疑問を抱く方も多いでしょう。
本記事では、剪定枝の正しい処分方法や最適なタイミングについて詳しく解説していきます。
燃えるゴミでの処分からウッドチップ化まで、それぞれの費用相場やメリット・デメリットも取り上げるので、ぜひ参考にしてみてください。
庭の木の手入れは、業者を利用すれば剪定から枝の回収・処分までを一任できます。
特に女性や年配の方、仕事や家事で忙しい方などは、すべての作業を一人で行うのは大変なことから、利用するメリットは大きいでしょう。
ただ、処分費用は作業料金とセットで請求される場合が多く、プランによって約5,000~30,000円と大きな幅があります。
そのため「剪定だけ」「処分だけ」といったように、必要な作業だけを依頼して費用を抑えたい方も多いんですね。
そのような利用者のニーズに応えるため、業者側も様々な独自プランを展開し、剪定だけ対応する業者も多く存在します。
ただし剪定だけのプランを選択すると、自分で剪定枝を処分しなければなりません。
当然のことですが、処分の仕方を誤ると回収してもらえない場合もあるので、事前に剪定枝の正しい処分方法を知っておく必要があります。
剪定後の枝を放置すると、シロアリなど害虫が発生したり、乾燥して燃えやすくなった枝から火災につながったりする恐れがあります。
自分の家だけなく周囲にも被害が及ぶので、正しい処分方法でできるだけ早く対処することが大切です。
剪定した枝のサイズが小さく、量も多くなければ、自治体の可燃ゴミに出すのが一般的な選択です。
費用は基本的に指定の袋代だけしかかからず、収集日に回収場所に持っていくだけなので手軽に処分できます。
ただし、処分ルールは自治体によって異なるため、事前の確認は欠かせません。
例えば「枝を〇センチ以内に、〇センチ以内に束ねる、何束まで」といった具合に、捨てる際の枝の長さと直径、束数に上限を設けている場合があります。
また自治体によってゴミの区分が異なり、可燃ごみとして処分できない場合もあるので、分別表などで確認が必要です。
何ゴミに分類されるかによって収集場所も変わってくるので、併せて確認するようにしてください。
自治体指定のごみ処理施設に、直接持ち込む方法もあります。
可燃ゴミの場合、1回に出せる量に上限がある自治体は、剪定枝の量が多いと複数回に分けてゴミ出ししなければなりません。
その点、ごみ処理施設に直接持ち込めば、収集日を待たずして一度に大量の剪定枝を処分できるメリットがあります。
処分費用も安く、10キログラム100円程度で処分できます。
事前にお住まいの自治体ホームページで、搬入ルールや流れを確認しましょう。
参考までに、北九州市の例をご紹介します。
(一部抜粋)焼却工場へ自己搬入する場合、「廃棄物搬入申込書」を事前に記入して来場してください。また、不適正な搬入を防止するため、計量受付時に搬入者ご自身の運転免許証等の提示が必要になります。
(注1)「事前申込制」ではなく、事前に記入して当日ご来場いただく方式です。
引用元 : 北九州市 ごみの自己搬入について
また直前になって焦らないように、軽トラックを確保したり、協力してくれる人を探したりするなど、必要な準備は早めに行うことをおすすめします。
剪定枝はウッドチップ化して、農業・園芸・建築など様々な分野で再利用することも可能です。
粉砕機など必要な道具を事前に所有していることが前提ですが、費用をかけずに剪定枝を処分できます。
ウッドチップとは
ウッドチップとは、木材を細かく砕いてチップ状にした資材のことです。
マルチング材の一つで、土の表面や植物の根元などに敷けば、雑草予防や庭木の保温・保湿など様々な効果が期待できます。
ウッドチップは堆肥の素材としても優れており、土の環境を整えるためにも活用されています。
このように、処分する予定の剪定枝をマルチングや堆肥の素材など様々な用途で再利用でき、費用削減につなげられるのが魅力です。
再利用のやり方や必要な道具
ウッドチップ化するには、粉砕機をホームセンターなどで購入する必要があります。
粉砕機は「ギア式」と「ディスク式」の2種類があります。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解することで、条件を満たした粉砕機をスムーズに選べるようになるので調べておきましょう。
また、選ぶポイントとして「最大粉砕枝径」は必ず確認してください。
最大粉砕枝径とは、粉砕できる枝の最大直径数(太さ)のことで、値が大きいほど対応可能な枝木の種類は多くなります。
最大粉砕枝径に対応していない枝は粉砕できないので、剪定する枝の直径未満の製品は買わないように注意しましょう。
対応していない枝にもかかわらず、強引に粉砕しようとすると、故障や怪我につながるので絶対に避けてください。
値段は2~10万円前後と高価なので、継続して使わない場合には他の処分方法がおすすめです。
業者にウッドチップ化してもらう方法もありますが、費用は1〜3万円かかるので慎重に検討しましょう。
なお、自治体によっては、粉砕機の貸し出しを行っている場合もあります。
必要な時だけ借りたい場合や、購入前に動作を確認したい場合は問い合わせてみましょう。
仕事や家事が多忙でスケジュールに追われている方は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者であれば、自宅まで直接回収に来てくれるので、自分で剪定枝を持ち運んだり、回収の手配をしたりする必要がありません。
収集できる剪定枝の量にも上限が少ないため、ほとんどの場合は一度で作業が完了します。
即日対応が可能な業者も多く、利用者のスケジュールを最大限考慮できる体制が整っている点も魅力です。
また、他の不要品があれば一緒に引き取ってくれるので、状況次第ではお得に処分できるでしょう。
庭に剪定が必要な木がある場合、定期的に剪定枝を処分しなければなりません。
すでに説明したとおり、剪定枝を放置することで、害虫の繁殖や火災の発生など様々なリスクがあるため、タイミングを逃さず処分する必要があります。
また、剪定枝を処分する際の注意点を事前に学んでおくことも欠かせません。
守らないと法令違反になる内容もあるので、しっかり確認していきましょう。
剪定枝を処分するタイミングは、庭木の種類ごとの最適な剪定時期に合わせて決めるのが基本です。
種類 | 該当する木 | 剪定時期 |
常緑広葉樹 | オリーブ、ソヨゴ、アオキ、サザンカ、ツバキ など | ・3月下旬~6月(夏前まで) ・新芽が出てくる直前、新芽が顔を出したタイミング |
常緑針葉樹 | マツ、スギ、もみの木 など | ・3月下旬~4月 ・本格的に芽吹く前の春先 |
落葉広葉樹 | ハナミズキ、カシ、アオダモ、イロハモミジ など | ・12~2月 ・葉が落ち切り、枝の状態が分かりすい時期 |
上記の時期を目安に剪定を行った後、できるだけ早く処分できるようにスケジュールを立てましょう。
前もって処分方法を決め、必要な物も準備しておくとスムーズに動けるはずです。
まずは、自治体のホームページや各家庭に配布されるゴミの処分に関するパンフレットなどで、剪定枝の処分ルールについて確認しましょう。
回収可能な剪定枝のサイズ・重さから、ゴミの出し方やゴミ出しできる日まで自治体ごとに細かく定められています。
誤って処分すると回収してもらえず、再処分の費用もかさむので注意が必要です。
不明点があれば、そのままにせずに自治体の窓口に問い合わせてください。
場合によっては事前予約や処理券の購入など、ゴミ出しの前に対応すべきことが出てくる可能性もあります。
その他の注意点は以下の通りです。
トゲのある枝は怪我に注意
トゲのある枝が袋を突き破っていると、自分はもちろん作業員も怪我をしてしまう恐れがあります。
そのためトゲのある枝を処分する場合は、なるべく枝を短めに切り、袋も二重にするなど、できる範囲の配慮をしましょう。
また、袋に「トゲに注意」など見えやすい位置に張り紙をしておくのも有効です。
剪定枝は乾燥させてから処分する
剪定したばかりの枝は、多くの水分を含んでいます。
そのため、剪定枝を袋に詰め込むと破れやすくなり、また収集日まで時間が空くと腐敗して虫が発生する場合もあります。
剪定後は可能な限り乾燥させてから袋詰めし、なるべく複数の袋に小分けにしてゴミ出しするようにしましょう。
野焼きはNG
たとえ敷地内であっても、剪定した枝を野焼きすることは、ほとんどの自治体で禁止されています。
違反すると行政指導や罰金の対象になる可能性があるので注意しましょう。
剪定枝に限らず廃棄物を焼却する場合は、法律の定める細かな基準を満たした焼却設備を利用しなければなりません。
野焼きは火災の原因になるだけではなく、煙の臭いによる近隣トラブルにつながる場合もあります。
人体に有害な物質が発生する可能性もあるので、自分自身の健康のためにも避けるようにしてください。
森林へ捨てるのもNG
森林や他人の土地へ廃棄物を投棄することは、ゴミの種類が何かを問わず不法投棄に該当します。
自分の土地でさえ違反の対象になるので、木の枝がたくさん落ちている場所だから捨てても問題ないという考えは持たないようにしてください。
違反すると「5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金、またはその両方」に処せられる場合があります。
前章で紹介したように、庭木の種類ごとに適した剪定時期は細かく異なります。
しかし基本の剪定時期は、発芽前の果樹が休眠してエネルギーを蓄える時期に行う「冬季剪定」と、木の生育が盛んな時期の「夏季剪定」の2つに分けられます。
この冬季剪定と夏季剪定の時期を基準に、スケジュールをたてるのがおすすめです。
冬季剪定は庭木が本格的に活動を開始する春~夏に備え、不用な枝や葉を切除して順調に成長できるように促すことが主な目的です。
冬季剪定は基本剪定といわれ、主に10~2月頃に行われます。
夏季剪定は庭木の形を整えるのが目的で、伸び過ぎた枝・葉をカットする作業が中心です。
夏季剪定を実施することで、通気性や日照の改善、台風で枝が折れるのを防げるなど、庭木の見た目を改善する以外の効果も期待できます。
夏季選定は4~6月頃に行われるのが一般的です。
一方で「真夏」は庭木が枯れたり弱ったりする原因になるので、剪定のタイミングとしてはおすすめしません。
真夏は庭木が最も成長する時期で、剪定して切り落とされた枝葉の分だけ、成長のために養分を消費しようとするからです。
以上を参考に、最適な剪定の時期を見極めるようにしてみてください。
今回は、剪定枝の処分方法と適切なタイミングについて解説してきました。
処分方法は燃えるゴミ、処理施設への持ち込み、ウッドチップ化、不用品回収業者への依頼の4つがあり、枝の量や予算に応じて選択しましょう。
剪定時期は常緑樹が3~6月、落葉樹が12~2月が基本です。
野焼きや不法投棄は法令違反のため禁止されています。
適切な処分方法とタイミングを守ることで、安全で効率的な庭木の管理を実現できるでしょう。