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2025.10.22
エアコンから嫌な臭いがしたり、効きが悪くなったりしていませんか?
実はエアコンの汚れを放置すると、電気代の上昇や健康被害につながる恐れがあります。
一般的にエアコンクリーニングは年1回が目安とされていますが、使用環境によって最適な頻度は変わります。
この記事では、エアコンクリーニングの適切なタイミングや自分でできる掃除方法、業者に依頼すべき範囲まで詳しく解説していきます。
快適な空調環境を保ちながら、エアコンを長持ちさせるコツをぜひチェックしてみてください。

エアコンクリーニングの頻度は1年程度といわれていますが、特に正解はありません。
というのも、使用頻度やメンテナンスの状況、使用環境などで汚れ具合は変わってくるからです。
具体的には室内の環境が以下の状態にあれば、エアコンは汚れやすくなるため、状況をみて年2回など頻度を多くする必要があります。
家族に抵抗力の弱い乳幼児やアレルギー体質の人がいれば、カビや埃の影響を直に受けてしまうため、さらに頻度を上げる必要があるでしょう。
このように、エアコンの汚れが原因で健康被害を引き起こすこともあり、フィルター掃除に限っては2週間に1回の頻度が推奨されています。
フィルターの埃を定期的に取り除けば、エアコン内部にカビが繁殖するのを防止できるためです。
特にエアコンの使用頻度が高い夏や冬は、冷暖房の効率を上げるためにも可能な限り細目に行いましょう。
ダストボックスのごみをこまめに取り除いたりするなど、小さなことでもエアコンクリーニングの頻度を減らせるので、今からでも少しずつ取り組んでいくことをおすすめします。

フィルター掃除など日常的に行える作業は、むしろ自分で行った方がよいでしょう。
ただし、エアコン内部の洗浄をともなう本格的なエアコンクリーニングは、作業の安全と効率性を確保するためにも、専門業者に依頼することをおすすめします。
エアコンは複雑な構造をもつ家電製品です。
内部までしっかり洗浄するには、正しい知識と専用工具が必要になります。
素人が自己流で作業しようとすると、部品の破損や故障につながる可能性が高く、場合によっては火災のきっかけにもなりかねません。
内部の洗浄のため、分解が必要になるエアコンクリーニングは専門業者に依頼してください。
何とかエアコンを分解できたとしても、そもそも内部の汚れを素人のスキルで上手く落とすのは難しいです。
上手く汚れを落とせないどころか、誤った方法で洗浄してしまい、エアコンの機能を低下させてしまう恐れもあるでしょう。
業者に依頼すれば、エアコン内部の構造に精通している技術者が専用の工具と洗浄機を用いて、分解から洗浄まで安全に行ってくれます。
エアコン内部の頑固なカビや汚れまでしっかり除去できるので、エアコンの機能を最大限に発揮できます。

エアコンクリーニング用スプレーには、熱交換器用・ファン用などエアコンの部位ごとに専用の製品が流通しています。
しかし、ほとんどのメーカーはエアコンクリーニング用スプレーの使用を推奨していません。
たとえば日立も、Webサイトで以下のように注意喚起しています。
市販のエアコン洗浄スプレーは使用しないでください。
市販のエアコン洗浄スプレーを使用すると、エアコン内部に残った洗浄剤で、樹脂部品の破損・電気部品の絶縁不良などが発生し、発煙・発火につながったり、エアコンが運転できなくなったりする恐れがあります。また、市販の洗浄剤や殺虫剤をかけることによって親水性コーティングが剥がれてしまい、水漏れの原因になる可能性があります。
ここでは、エアコンクリーニング用スプレーを使用した際に生じる可能性のあるトラブル、使用上の注意点を解説していきます。
エアコンの内部を洗浄するには、適切な洗浄方法に加えて、洗浄剤の選定や後処理まで深い専門知識とスキルが必要になります。
エアコンクリーニング用スプレーは、熱交換器など掃除しづらい場所でも手軽に作業できることを売りにした商品です。
しかし、メーカーが使用を推進していないように、使い方を間違えると様々なトラブルにつながってしまいます。
【発煙・発火】
件数は多くないものの、発煙・発火につながったという事例もあります。
特に電源を入れたまま誤ってスプレーを使用してしまうと、通電している状態で液体がかかることになり非常に危険です。
実際に、スプレーがコンセント(電装部分)にかかりショートして発火する事故が起こったことで、消費者庁から注意喚起が出されています。
【水漏れ】
エアコンは空気を冷やしたり温めたりする過程で発生する結露を、ドレンホースを通して屋外に排出する仕組みになっています。
しかし、エアコンクリーニング用スプレーを使用すると、一度にエアコン内部の埃やごみが流れてしまいドレンホースが詰まってしまう場合があります。
ドレンホースの詰まりが酷くなるにつれて、排水が上手くいかなくなり、最終的には水漏れが発生してしまうでしょう。
【コーティング・素材を痛める】
エアコンの機種によっては、カビなどの繫殖を防ぐために抗菌加工やコーティングを施していることがあります。
しかし、エアコンクリーニング用スプレーを使用することで、コーティングの機能が低下したり、素材を傷つけてしまったりすることも。
水漏れや故障につながる可能性もあるので、業者に依頼する料金を節約したいからといって、安易に使用するのはおすすめしません。
以上の3点が、エアコンクリーニング用スプレーの使用が故障につながる主な理由です。
そもそも、エアコンクリーニング用スプレーでは隅々までキレイにするのは難しく、使用前の養生が必要など意外に手間もかかります。
手軽さを売りにしていますが、むしろ面倒なことになるケースも多いので、安易に使用しないようにしましょう。
エアコンクリーニング用スプレーによって、様々なトラブルが起こる可能性があることは理解できたのではないでしょうか。
それでも使用する場合は、以下の手順で慎重に作業を進めましょう。
この手順に沿って、エアコンクリーニング用スプレーを使用する際の注意点を詳しく見ていきます。
【使用する前に必ず養生する】
エアコンクリーニング用スプレーを使用できるのは、基本的にアルミフィンといわれる熱交換器の部分だけのため、使用前に養生する必要があります。
例えば、アルミフィン以外の送風ファンにスプレーがかかってしまうと、汚水で部屋を汚してしまう可能性が高いので注意が必要です。
エアコンクリーニング用スプレーを使用した際に出る汚水は、排水ホースを伝って外へ流れていきます。
しかし養生していないと、汚水はアルミフィンを通り越して送風ファンにかかってしまうケースも少なくありません。
万が一送風ファンにかかった場合、エアコンをつけた途端に汚水が飛び散ってしまうため、養生を忘れないようにしましょう!
【エアコンフィルターを外した面のみに使用する】
フィルターを外した後(手順2)、スプレーを使用できるのは基本的にはフィルターを外した面のみです。
そのため、フィルターを取り外しても、お掃除ユニットがある「お掃除機能付きのエアコン」などでは使用を避けた方がよいでしょう。
【エアコン内部の構造に関する知識が全くない場合は使用しない】
スプレーが電気部品などにかかると発煙・発火につながる恐れがあることは、すでに説明しました。
これはスプレーが配線や電装部の端子部分に付着することで、水分によって電気の通り道ができて異常発火するトラッキング現象の影響です。
もし電装部分に洗浄用スプレーを直接吹きかけると、トラブルにつながる可能性が高くなります。
そもそも電装部が何を指すか分からないなど、エアコン内部の構造について全く分からなければ使わない方がよいでしょう。
【対象箇所に電装部分がないかどうかを確認する】
最近のエアコンは、多機能な分だけエアコン内部の構造は複雑になっており、多くの電装部分や配線が存在します。
エアコンを掃除する際は、カバーを取り外した後にコネクターも外し、電装部分がない状態で行うのが通常です。
仮に分解せずに、直接水や洗浄剤をエアコンにかけてしまったら、すぐに故障してしまうでしょう。
エアコン洗浄用スプレーを使用する場合も例外ではなく、洗いたい箇所に電装部がないかをしっかり確認する必要があります。
特に、お掃除機能付きなど多機能なエアコンには、多くの箇所に電装部が存在するので注意が必要です。
【使用後は送風運転で内部の水分をとる】
エアコンクリーニング用スプレーの使用後は、エアコン内部が濡れた状態になるため、放置するとカビの増殖や臭いの原因になります。
1~2時間程度、送風運転を行いエアコン内部の水分を取りましょう。
送風運転の際の設定温度は、15℃前後が最適です。
設定温度を低めに設定して送風運転を行うことで、エアコン内部に付着している臭いが結露水に溶け込み、ドレンホースを通じて屋外に排出されます。

エアコンの洗浄や手入れについて、具体的に自分がどこまで手をつけても大丈夫なのか分からない人も多いでしょう。
そこでここからは、専門業者が行う範囲と自分で行える範囲を解説していきます。
専門業者にエアコンクリーニングを依頼した場合、本体カバーやフィルターを取り外してエアコン内部の細かい洗浄まで徹底して行ってくれます。
業者によってはドレンパンや送風ファンまで分解して洗浄してくれる場合もあるので、業者ごとに作業内容の詳細を確認しましょう。
エアコン内部の洗浄は、細かな分解が必要になり、熱交換器やファンといった素人には扱いが難しい部分も含まれます。
発煙や発火、水漏れなどのリスクもあるので、エアコン内部の洗浄はプロに行ってもらいましょう。
また、今流行りの自動洗浄付きエアコンであっても、内部の埃やカビまで除去するのは難しいです。
通常のエアコンと同様に普段の手入れをしっかり行い、内部の洗浄はプロにお願いしましょう。
エアコンは自分で掃除できる部位とできない部位に分けられます。
自分で掃除できるのは、エアコン上部から「本体カバー」「フィルター」「吹き出し口」「ルーバー」です。
また、室外機も自分で掃除できます。
フィルター掃除を自分で安全に行う手順
水で洗い流す際は、シャワーの水圧を使い裏面から洗うと汚れが落ちやすくなります。
頑固な汚れがある場合は、使わない歯ブラシを使うとよいでしょう。
吹き出し口の周辺やエアコン本体を掃除する際は、フィルターを外した状態で行いましょう。
また、吹き出し口を掃除する時はルーバーの取り外しも必要になります。
ルーバーは羽を破損させないように、エアコンの電源を切りコンセントを抜いてから、慎重に水拭きまたはお湯拭きしてください。
吹き出し口周辺やエアコン本体は、柔らかい素材の布などで埃を優しく拭き取れば問題ありません。
エアコン本体の中でも、送風ファンは埃が蓄積すると分解が必要になるので、できる範囲で蓄積する前に掃除機で吸い取っておきましょう。
室外機のフィンや吹き出し口に付着した埃は、柔らかいブラシなどを使用して取り除きましょう。
また、定期的にドレンホースの詰まりも確認し、詰まっているようであれば早急に詰まり取りポンプなどで除去してください。

エアコンが活躍する時期に快適に使うため、また可能な限り安く依頼するためにも、エアコンクリーニングは以下のタイミングがおすすめです。
エアコンをつけなくても生活できる春・秋に、クリーニングをおすすめします。
具体的には、春は(3月後半~4月)、秋は(9月後半~11月前半)頃が適切なタイミングといえるでしょう。
この時期はエアコンクリーニングの閑散期にあたるため、自分の好きなタイミングで依頼しやすく、割引を行っている業者も多いです。
逆に、エアコンクリーニングの一般的な繫忙期である5月中旬~9月上旬、11月中旬~12月下旬頃に業者に依頼するのは避けたほうがいいでしょう。
予約が取りづらいだけでなく、業者によっては割高な料金を設定したり、作業が雑になったりすることも。
シーズン前にエアコンクリーニングを行い埃やカビを除去すれば、稼働時の嫌な臭いや咳き込むといった悩みが解消され、快適に使用できるはずです。
夏場に冷房だけ使う場合は、4~5月、遅くても6月までには済ませておくのがおすすめです。
この時期は、春に舞った花粉がエアコンに残っている場合も少なくありません。
エアコンクリーニングを行うことで、内部の汚れと同時に花粉も除去できるため、アレルギー反応のリスクを減らせるメリットがあります。
梅雨や夏の時期に増えるカビや、秋に飛散する花粉などを除去するために、冬もエアコンを使う場合は10月頃がおすすめです。
10月前後にエアコンクリーニングを行っておけば、大掃除も最低限の範囲で済み、爽やかな空気で年末年始を迎えられるでしょう。
エアコンは急に壊れることがあります。
以下の症状が少しでも見られたら、できるだけ早く対処しましょう。
温度設定に対する冷暖房の効率が悪くなった
設定した温度に対して暖まりづらい/冷えづらい、風量が出ない場合は、エアコン内部に埃や汚れが蓄積している可能性があります。
汚れが原因でエアコン本体に負担がかかると、電気代の上昇につながったり故障したりする恐れがあるので早めの対処が必要です。
冷暖房効率を維持するには、2週間に1回のペースを目安にフィルター掃除を行うのが有効です。
ただし、自分で掃除しても状態が改善しない場合は、熱交換器に問題がある可能性があるので、一度業者に見てもらいましょう。
吹き出し口や送風ファンに埃や黒い点が見える
吹き出し口に埃や黒い斑点状の汚れが見えた場合、エアコン内部でカビや雑菌が繁殖している可能性があります。
同様に、送風ファンに埃やカビが付着している場合もクリーニングのサインなので、吹き出し口から懐中電灯を当てて状態を確認しましょう。
エアコンの風が臭い
エアコンを起動させた際に、カビやヤニの臭い、生臭い、すっぱい臭いなどの悪臭がしてくる場合はエアコンクリーニングのサインです。
エアコンから吹き出してくる風が臭いと感じる場合は、エアコン内部に悪臭の元である埃やカビが大量にある証拠といえます。
まずは吹き出し口や送風ファンを確認して、できる範囲で汚れを取り除くことから始めましょう。
エアコンを起動した直後に咳き込んだり、鼻水が出たりする場合、エアコン内部のカビや雑菌が繫殖している可能性があります。
ただちに使用をやめてエアコンクリーニングを行い、あまりに症状が酷いようであれば医師への相談が必要です。
明らかにエアコンが原因で体調不良になるようであれば、自分でエアコンクリーニングを行うのではなく、業者にしっかり対応してもらうことをおすすめします。
今回はエアコンクリーニングの最適な頻度とタイミング、自分でできる掃除方法について解説しました。
基本は年1回ですが、使用環境に応じて頻度を調整することが大切です。
フィルター掃除は2週間に1回行い、春や秋の閑散期に業者へ依頼するのがおすすめです。
ただし、エアコン内部の本格的な洗浄は専門業者に任せましょう。
定期的なメンテナンスにより清潔で快適な空調環境を維持し、エアコンを長く安全に使い続けられます。