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2022.02.22
皆さんは危険な不用品回収業者(会社)と健全な不用品回収業者をきちんと見分けることに自身はありますか?
年末やお引越し、ご実家の片付けなど、あまり頻度が多くないからこそ知識や経験が少ないジャンルだと思います。
ということで今回は、トラブルに巻き込まれないために知っておきたい危険な不用品回収業者の特徴について解説していきたいと思います。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
本来不用品の回収業は、各自治体の許可が必要です。しかし悪質な業者はこのような許可を取らず、無料と謳って法外な金額を請求してきます。
そのためトラブルに発展しやすく、回収した不用品も違法廃棄する危険な存在です。
業者の利益だけ得られて、自治体と利用者への負担にしかなりません。全国でも違法な不用品回収業者によるトラブルは増えており、危険視され続けています。
悪質業者による被害は、年々増加しています。
本来であれば市区町村から「一般廃棄物処理業」の許可を取得したり、自治体より委託を受けたりしなくてはなりません。
なぜなら家庭から出る廃棄物を集めて処理するためには、廃棄物処理法に基づく処理方法が必要だからです。
そしてこの廃棄物処理法に則らない無許可営業は、最高で5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金が課せられます。
しかしこういった情報を知らないお年寄りや、知識のないものを騙して利益を得ようとする悪質業者が増えているのも事実です。
例えば消費生活相談データベース(PIO-NET)によると、2007年度は220件だった「廃品回収サービス」の相談件数は、2017年度には1361件まで上昇。
なんと相談件数は、10年でおよそ6倍にまで跳ね上がっています。
(出典元:PIO-NETの廃品回収サービス)
もちろん実際に相談されたほかにも、相談先がわからず泣き寝入りしている場合もあるでしょう。
被害の実態はもっと多く、非常に悪質であることが予測されます。
無料の罠に騙されない!悪質業者の特徴や見分け方について
悪質業者には特徴があり、いずれも無料回収を謳うことが多いです。
またほかにも特徴や見分け方があるため、この項目を参考にしながら見ておくとトラブルを未然に防げるでしょう。
悪質業者の特徴は、具体的に下記4つが挙げられます。
よく軽トラックを使い、スピーカーで「無料で回収いたします」と巡回している業者がいます。多くの場合、無許可営業で巡回している業者が多いので注意が必要です。
またチラシを配布している業者は、見積もり無料と書いておきながら訪問見積もりが有料と伝えてくる場合があります。
ホームページで集客している業者も、巧妙に作られたサイトで無料回収を謳うことが多いです。
最近の被害例だと、HPに店舗や事務所の住所記載があるものの、Google マップや現地へ向かうと法人名や屋号名の確認が取れず、倉庫や車庫らしき場所が所在地となっているケース。
この場合だと悪質な業者の可能性が高く、業者の正確な情報が掴めないため、泣き寝入り状態の方が多いとニュースでも話題になっています。
それから、全ての業者が当てはまるとは言い切れないですが、空き地で回収する業者も注意が必要で、悪質業者の割合が高くなっています。
まず無料回収を全面に出す業者は注意が必要です。無料で回収するという手口で利用者の注意を引きつけます。
「無料で不要なものを回収してくれるなら、ただ持っていくだけだし良いだろう」というお得感を煽る状態です。
しかし実際には無料回収だが積み込みに手数料がかかったり、見積もりや移動・駐車料金といって大きな金額を請求したりします。
無料回収を謳っていなくても、しっかりと不用品回収に必要な許可を取っているか確認しましょう。
正当に許可を得ている業者であれば、ホームページや名刺で許可番号を載せています。
もしホームページが確認できなかったり、許可を得ているか確認しても濁されたりする場合は利用しないのが一番です。
悪質な不用品業者から身を守るためには、いくつかの方法があります。とくに以下3つの点を注意すれば、悪質な業者から身を守りやすくなるでしょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
悪質な不用品業者は、許可を得ずに運営しています。そのため許可証があるかをしっかり確認しましょう。
しかし注意が必要なのは、許可証によっても取得の難易度と信頼性が違う点です。
信頼性としては、一般廃棄物収集運搬許可を得ている業者が一番信用できます。
なぜなら一般廃棄物収集運搬許可を取得する難易度は高く、違法なことをしてしまうとすぐに剥奪されてしまうからです。
逆に産業廃棄物収集運搬業許可や、古物商許可は取得がしやすくなっています。
許可を確認するのと、許可証を持っていても信頼性の問題がある点を覚えておくと良いでしょう。
違法な業者は、連絡先が携帯電話の番号だったり運営会社の実態が確認できなかったりします。
廃品回収の業者が来たら、運営会社を尋ねるようにしましょう。
また確認できても、しっかり各種許可があるかどうかを確認してください。
多くの場合会社の情報を見てみると、違法業者かどうかがわかります。
違法業者は新規に会社を立ち上げ、違法が摘発されそうになると廃業してしまいます。
つまり長く運営している会社は歴史があり、違法な運営をしていない可能性が高いです。
そして会社の住所がどこになっているかも確認しましょう。家庭ごみを回収できるのは、該当の自治体から許可を受けた会社だけです。
悪質な業者は、見積もりの内容も相場よりもかなり低いことが多いです。見積もりを低くして安心させ、回収車に積み込んだタイミングで追加料金を請求してくる場合も存在します。
すでに車へ積み込んだ状態なので、お断りするならご自分で下ろしてくださいという無茶な要求もセットです。
そのためまず見積もりをもらったら、商品1つずつしっかり単価が出されているか確認しましょう。そして追加料金がないことも聞いてください。
運送する際に手数料が追加で発生する場合、現地にて配送スタッフが確認しなくてはなりません。
安い見積もりで請求を出してくる業者の場合は、あとから追加で料金を請求してくる可能性が高いですので、注意が必要です。
また、追加料金の請求が無くても、不法投棄をしているケースも存在します。このケースだと、最悪の場合は警察などから事情を聞かれるなどのトラブルに巻き込まれる場合があります。
気をつけていても悪質な不用品回収業者の被害に遭遇してしまった際、以下の状況に合わせて対応が変わります。
料金を支払う前であればなんとか回避はできるものの、支払ってしまった状態ではかなり状況が厳しくなります。
もし料金を支払う前の状態で悪質な業者に引っかかってしまったと感じたら、「許可証の確認」と「消費者センターへ連絡」を伝えましょう。
多くの場合は業者側も「まずい」と感じ、深い介入はせず帰ってくれるはずです。
すでに作業中で追加料金を請求されている場合も消費者センターへ連絡を入れ、確認を取ってみてください。
まず料金を支払ってしまうと泣き寝入りしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
追加料金を支払わなければ暴力を振るってきたり、恫喝してきたりする事例もあります。
その場合は迷わず警察へ連絡し、自分の身を守るようにしてください。
すでに追加料金を支払ってしまった場合も、まず消費者センターに相談しましょう。消費者センターは地方の公共団体が運営している機関で、解決に向けて支援してくれるところです。
また自治体には消費生活課というものも設置されており、相談や事例の情報提供を行ってくれます。
悩んだ場合は複数の相談先へ足を運び、対処法を相談してみてください。ただし多くの場合、料金を支払うと「互いに合意した」とみなされてしまう可能性も高いです。
事業者が説得に応じない場合は民事訴訟という手もありますが、手間と時間とお金がかかるため割に合わないこともあります。
できるだけ料金は支払わず、穏便に済ませられるよう帰っていただきましょう。
今回は危険な不用品回収業者の特徴などについて解説してきました。
これからも悪徳業者に引っかからないよう、その他の関連記事を参考にしながら業者を選んでいただけると幸いです。