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CASE
2022.02.27
不用品回収業者の中には今なお、法令違反を繰り返し、多くの人を騙し続けている業者が存在します。
業界全体で見れば、悪徳企業の数は少数ですが、その被害件数は年々増加傾向にあります。
ということで今回は、いざという時に役立つ悪徳不用品回収業者の撃退法(勧誘の断り方)について解説したいと思います。
ぜひ、参考にされてみてください。
皆さんは不用品回収業者の訪問でのセールスを受けた時に、悪徳な不用品回収業者と優良業者の見分け方をご存じでしょうか。
訪問販売はトラブルが多いので、法律できちんとルールが定められています。
以下の法律が守られていない場合は悪徳不用品回収業者の可能性が高いので十分に注意しましょう。
訪問販売をするにあたり、業者は自身の氏名や名称を明示する必要があります。
また販売する商品についても伝えなければならず、これを明示しない業者は法律違反となるのです。
なので業者が来た時はまず名刺をもらったり、何の会社かを聞くようにしましょう。
はぐらかしたりすぐに答えない場合は対応するべきではありません。
逆に優良な業者であれば最初から名刺を渡してきたり、商品の話を先にしてくることが多いです。
訪問販売はしつこい勧誘を禁止しています。
しかし実際に訪問販売を受けると、いらないと言っても中々帰ってもらえずにトラブルになるケースが多いです。
このように一度断ったのにもかかわらず、しつこく勧誘してくる場合は悪徳業者の可能性が高いでしょう。
優良な業者であれば断った場合は素直に帰っていくことが多いです。
訪問販売を受けて契約をすることになった場合、以下の内容を記載した書面を交付する事が義務化されています。
この中で特に気を付けていただきたいのが、以下の4点です。
これは購入後に契約を取り消すことをクーリングオフと呼び、クーリングオフができる期間等について記載されている事項です。
意図的にこの部分を記載せず、購入者に「クーリングオフはできない」と思い込ませる悪徳業者も存在します。
契約書に訪問販売業者の名称、住所、電話番号が記載されているものの、誤ったものを記載している悪徳業者もいます。
連絡は携帯電話でやり取りをして代金を支払ったら連絡が取れず、契約書に書いている電話番号に電話をかけると繋がらない…という事もあります。
調べてみると実在しない名称、住所だったりすることもありますので、注意が必要となります。
瑕疵とは、法律で「通常あるべき品質を欠いていること。また、意思表示に詐欺あるいは強迫などの事由があること。」と定められている言葉です。想定している品質が欠けていたり、騙すつもりで販売している場合はこれに当たります。
悪徳業者は意図的にこのような商品を販売している場合があるため、この事項を記載していない可能性があるのです。
契約の解除ができる条件を記載している事項の事です。
悪徳業者は押し売りをするため、後でキャンセルができないようにしている業者ばかり。
そのため契約の解除ができないと思わせてくる事に加え、そもそも契約書に記載していない事があるのです。
勧誘のためであったり。契約撤回を防ぐためにウソや事実と異なる内容を告げる行為は法律で禁止されています。
できない作業内容をできるかのように言ったりと、あとで上手く言いくるめようとするのは悪徳業者の特徴です。
怪しいと思ったら、会話のメモや録音したりしておくと良いでしょう。
ウソをつかなくても、故意に事実を伝えないことも禁止されています。
実はかかってくる手数料などを契約時に伝えずに、契約後に請求する行為などは認められていません。
とぼけて「忘れてました」などという業者とは契約しない事をオススメします。
威圧的な態度を取り、消費者を困惑させる行為は禁止されています。
消費者に怒鳴りつけ何時間も商談をして商品を売りつけるセールスマンが、ニュースなどで取り上げられたりすることがありますが、これも禁止されているのです。
正しい判断が出来なくなり、契約すれば楽になれると契約してしまうケースが報告されています。
すこしでも威圧的な業者には、対応しないように注意が必要です。
クーリングオフはできないと伝えることは禁止されています。
消費者はクーリングオフはできるという事を知らない人が多いので、クーリングオフは出来ないと伝えられるとそのように信じてしまうのです。
クーリングオフが実はできると知った時には期間が過ぎていたりするので、訪問販売ではクーリングオフが出来るという事を覚えておく必要があります。
生活に不必要な量の商品を売りつけることも禁止されています。
老人に高級な布団をいくつも販売する事などの行為は違法なのです。
他にも健康食品なら1年間に10か月分、下着は1年に2セット、寝具は1年に1組、浄水器は1世帯に1台、住宅リフォームは築年数10年以上の住宅1戸につき1工事など適切な量が定められています。
押し買いとは、強引に、なんらかの品を法外な安値で買ったことにして持ち去ってしまう行為のことです。
不用品回収業者の中には価値のあるものを言葉巧みに、相場よりもかなり安く買い取っていく業者が存在します。
訪問販売だけでなく携帯電話や固定電話に営業電話をかけてきて、アポイントを取付けて押し買いにやってくる業者もいます。
若い女性などから電話が掛かってきて実際に来るのは強面の営業マンだったりするので、簡単に約束を取り付けないことが大切です。
実際に来てしまうと中々帰ってくれずに、言葉巧みに金品を押し買いしていってしまいます。
いきなりインターホンを押してやってくる訪問営業も、押し買いの定番です。
価値のないものを買い取ってくれるように見せて、実際には価値が高いものを買い取っていく悪徳業者もいます。
本来の目的を告げずに、他の営業など何らかのウソをついて家に上がる業者も存在するのです。
これらに共通するのは自分から依頼せずに、向こうから家にやってくるということです。
向こうから営業してくる商材は基本的に疑っておくことが大切。
会社名や電話番号を聞いて、判断は後日にすることが重要です。
押し買い被害に合わないために最も効果的な対策は「訪問する業者の対応をしない」ということです。
本来買い取り業者は買い取りの値段が高ければお客さんが来るので、手間もかかるので自ら訪問する必要はありませんよね。
それでも訪問営業してくる業者は相場を知らない人に対して、安い金額で買い取りをするために訪問してくるのです。
押し買い業者が来てもその場で対応せず、値段だけ聞いて帰ってもらいましょう。
突然電話をかけてくるテレアポ業者も注意しましょう。
テレアポ業者は、普通に「買い取りさせてください」という業者は少なく、あの手この手でアポイントを取り付けてこようとします。
若い女性が「挨拶だけさせてください」などと言って電話をかけてきたものの実際に自宅に来るのは強面のセールスマンだったり、見積だけで大丈夫と言っておきながら実際は断ると手数料が掛かってしまうなどと言われるケースもあります。
簡単にアポイントを取り付けてしまうと、トラブルに遭ってしまう可能性があるのです。
訪問してくる業者の中には、買い取り業者と名乗らずに訪れる業者もあります。
試供品を配っているとウソをついて自宅に入ってくる業者もあるため、貴金属などの高価なものを見せないようにすることが大切です。
価値のあるものを見せてしまうと、なんとかして押し買いしようとしてきます。
訪問してくる業者にはなるべく家に何もないことをアピールしましょう。
買い取りをしてもらった場合は、契約書を十分チェックする様にしましょう。
クーリングオフの事項や、会社の住所などきちんと正しい情報が明記されていなければ、悪徳業者の可能性が高いです。
商品を渡すまでは油断せずに、確認できるところはくまなく確認しましょう。
クーリングオフの期間は本来8日間あるので、契約をしてしまっても解除する事ができるようになっています。
しかし悪徳業者はクーリングオフが無いと言ったり、クーリングオフの期間を偽ったりしている可能性があるのです。
きちんとクーリングオフの期間を確認しておきましょう。
業者の情報をインターネット等で調べるようにしましょう。こっそりと契約書や名刺の情報を、スマホを開いて検索エンジンで検索してください。
問題のある業者なら悪い口コミがあったり、そもそも何も情報が出てこない可能性もあります。優良業者であれば公式ホームページが一番上に出てくるので、見分ける方法としては確実です。
家族や友人、ご近所の人に相談してから、買い取りをしてもらうようにしましょう。自分だけで判断すると、言葉巧みに騙されている場合は正しい判断ができません。
第三者の意見を聞き入れて、必要であれば同席してもらい決めるようにしてください。
悪徳業者は基本的に即決させようとすることが多いです。なぜなら、インターネットで調べたり、知人に相談したりすると、断られる可能性が高くなることを業者側を把握しているから。
そのため、悪徳業者の場合は基本的にその場で決定させようとする傾向が高いです。
ですので被害に遭わないためにも、悪徳業者の可能性が高い場合は一度ご家族の方などに相談し、即決しないで後日対応してもらうよう伝えましょう。
「今ならこの値段で買い取れます」「後日だと買い取れません」などと言われ粘られる場合は、思い切って断ってしまいましょう。
悪徳業者の場合、言っていた金額で買い取りしなかったりと、後で条件を変えてくる場合があります。
録音、録画しておくことで、後々言った言わないという事が無くなるのでオススメです。他にも何か問題があった場合は、後で有利になることもあります。
証拠を残しておくことで、裁判になった際も有利にことを進めることができます。
今回は悪徳業者の勧誘の断り方などについて解説してきました。
その他にも、不用品回収について知っておきたいことはまだまだあります。ぜひ、関連記事を読んで健全な不用品回収業者を選ぶ参考にしてみてください。