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窓の種類や役割について解説します

2023.08.31

普段、何気なく開け閉めしている窓ですが、その一つ一つの窓には、私達が普段の生活を過ごしやすくするための工夫が隠されています。

たとえば、日差しを取り入れたり、風通しを良くすることもそうですが、設置場所や窓の種類によっても役割が異なります。

ということで今回は、私達の生活には無くてならない存在、「窓」について、種類や役割などを解説していきたいと思います。

窓の役割について

窓の役割は大きく分けると以下の3つ。

  • 光を通す
  • 風を通す
  • 視線を通す

たとえば窓の役割として、「日射取得」というものがあります。

日射取得とは、日差しや日光から得られる熱を取り込んだり、取り出したりすることを指し、窓の設置場所や種類を変えることで、室内の温度や明るさを調節することが可能になります。

この日光を窓から室内に取り入れることを「採光」と言います。

その採光にもいくつかの種類があり、窓によって地面に反射する反射光を取り入れるタイプだったり、直接、陽の光を室内に取り入れたりするタイプに分かれます。

さらに、窓を開け閉めすることで室内の空気を入れ替えたり、湿度を調節することもできます。

また、窓にはインテリアとしての側面もあり、窓を含めた景色をデザインすることで、室内の印象を様々なイメージへと変えることができます。

窓には、こうした私達の生活を豊かにしてくれる役割がたくさん隠されており、その種類や設置場所ごとに得られるメリットとデメリットを知ることで、もっとご自宅選びや住まい選びが楽しくなるはずです。

【窓の種類】天窓(トップライト)と高窓(ハイサイドライト)の違い

窓には、いくつかの種類が存在しますが、その中でも特に知っておきたい違いが「天窓(トップライト)と高窓(ハイサイドライト)の違い」です。

どちらも高い位置に設置される窓の種類ですが、両者には明確な違いが存在します。

まずはそれぞれの特徴と両者の違いについて解説していきます。

天窓(トップライト)とは

天窓は別名、「トップライト」とも呼び、屋根や天井に設置してあるタイプの窓の種類です。

その他の呼び名として、「スカイライト」「ルーフ窓」という呼び方もありますが、いずれも建物の天井に設置してあるタイプの窓のことを指しています。

設置する窓の大きさや形状によって異なりますが、その他の種類の窓に比べて陽の光を取り入れる能力に優れている強みがあります。

というのも天窓は、日光から直接注がれる光を室内に届けることができるからです。

この特性により、室内をより明るくすることができ、また、天井を見上げると空を眺めることができるため、デザイン性や開放感の演出にも優れています。

高窓(ハイサイドライト)とは

高窓ことハイサイドライトは、天窓と同様に高い位置に設置される種類の窓です。

天窓の場合は天井や屋根に窓を設置しますが、高窓の場合は壁面に設置されます。一般的な窓よりも高い位置に設置されますので、外から室内の様子を確認されづらく、その他の窓よりもプライバシーを確保しながら、風や陽の光を室内に取り入れることが可能です。

また、その他のメリットとして、高い位置に窓が設置してありますので、室内の隅々まで光や風を届かせることができるのも強みとして挙げられます。

天窓(トップライト)と高窓(ハイサイドライト)の違い

両者の大きな違いとしては、天井や屋根に設置するのか?それとも壁に設置するのか?にあります。

この違いは、室内環境に大きく関わります。

というのも、天窓と高窓では取り入れる太陽の光が異なるからです。

 

高窓は太陽光を直接室内に取り入れる(直射光)のに対して、天窓は「天空光」と呼ばれる雲やチリ、水蒸気などに反射して入ってくる光を取り入れます。

そのため、天窓は高窓よりも採光性が高くなる傾向にあり、光の濃淡まで含めた室内のデザインで、お部屋を作ることができます。

一方、高窓は天窓や掃き出し窓などのお部屋の主役級の窓とは役割が異なり、お部屋の過ごしやすさや印象を調節するために設置されることが多いです。

ちなみに、両者の共通点としては「高い位置に設置してある窓」という部分が挙げられますが、メリット・デメリットを比較してみると、その他の違いが見えてきます。

天窓 高窓
■メリット

採光性が高さ

通気性が高さ

天窓よりプライバシーの確保できる

室内のデザイン性が高くなる

■メリット

採光性が高い

通気性が高い

一般的な窓よりプライバシーが確保できる

天窓より景色を楽しめる

天窓よりも開け閉めが簡単

■デメリット

施工難度が高く、トラブルが多い

湿気や雨漏り対策に苦労する

設置コストが高い

掃除がしづらい

雨音が響きやすい

室温が、夏は熱くなりやすく、冬は寒くなりやすい

■デメリット

掃除がしづらい

天窓よりもプライバシーの確保が難しい

天井が低いと高窓の良さが半減する

室温が、夏は熱くなりやすく、冬は寒くなりやすい

 

こうして比較してみると、それぞれに良さがあり、悪い部分があります。

両者の違いや特徴を知った上で、お部屋選びやご自宅づくりをしていくことで、その後の生活をより豊かなものへと変えていくことができます。

まとめ

今回は、私達の生活には無くてならない存在、「窓」について種類や役割などを解説してきました。

この他にも家にまつわる知識はたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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