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どんな不用品回収のチラシなら信用していい?ぼったくられないためのコツは?

2021.10.22

皆さんは「無料で不用品回収を行います!」といったチラシを見かけたことはありませんか?

無料ということで「なんで無料?」と疑問に感じ、タイミングによっては、「利用してみようかな」と迷った経験がある方も多いかと思います。

ですが、不用品回収業者には様々なトラブルの噂が絶えません。

ということで今回は、無料を謳うチラシを出している業者は信頼できるのか、利用しても問題はないのかといった点について解説していこうと思います。

ちなみに結論から言うと、違法な業者やグレーな業者の場合も多いですが、実は、優良な業者も存在します。

その違いについても解説していきますので、ぜひ、参考にされてみて下さい。

優良業者のチラシの特徴や見分け方について

不用品回収のチラシの下記2つの点を注意しチェックすれば、優良な業者かどうか確認することができます。
まずはこの2点をチェックしてください。

法人名や固定電話番号が記載されているか

優良業者であれば、法人名がチラシに記載されているか確認しましょう。「有限会社~」「~株式会社」など、会社として運営されているのか、チェックする必要があります。

会社として登記していない業者だと、このような記載はしていないことが多いです。「有限会社~」「~株式会社」など個人で経営しているような小さい業者で、なにかあったら消えてしまうような業者である恐れがあります。

この項目は、必ず確認しましょう。

また、携帯の番号しか書いていないチラシもあります。会社にとって代表番号となる固定電話は、事務所をしっかりと構えているかという事の証明でもあるのです。

チラシのどこにも固定電話の番号が記載されていなければ、少し怪しいといえます。その場合は会社名や住所をネットで検索してみましょう。

料金が無料かどうかきちんと記載されているか

チラシを見て、大きく「不用品の回収が無料!」と書いていると思いますが、注意が必要です。横に小さく注意書きなどが書かれていて、「~の場合は有料となります」などの記載がある場合があります。

無料となるケースが殆どないような条件が記載されていれば、追加でお金を払わなければいけなくなる可能性もあるのです。「出張見積自体が無料かどうか」これを確認して、電話をかける際にも念のために確認しておきましょう。

違法業者のチラシの特徴や見分け方について

ポストに入っている不用品回収のチラシには、違法業者が配布しているものが多く存在しています。そういったチラシに連絡し、不用品回収を頼むと相場よりも高額な請求をされたり、不用品をちゃんと回収してくれない場合があるのです。

誇大広告や、全くのウソを記載した広告を載せたチラシに騙される被害が多く報告されていますので、以下の点に気を付けて違法業者を見分けるようにしましょう。

見分け方としては、住所や電話番号をネットで検索してみることです。

優良な業者であれば事務所を構えていたり、規模が大きい会社であれば事務所や支店をいくつか展開しているでしょう。住所や電話番号を検索し、事務所や住所が出てくれば優良な業者である可能性が上がります。

違法業者であれば事務所をネットに掲載していなかったり、雑居ビルの一室に構えていたりしますので、必ず住所を確認するようにしましょう。

 

またホームページを作っている業者であれば、どういった運営をしているか記載されているはずです。スタッフの写真や、回収の手順、会社へのアクセスや連絡方法などが載っていれば、真っ当に運営している業者と考えることができます。

ここまで確認できれば安心できるといえるでしょう。

ただ違法業者でもホームページが作成している場合がありますが、会社へのアクセスであったり、代表番号が携帯であったりと、怪しい点がある場合が多いです。十分に確認しておくことをお勧めします。

なぜ、不用品回収で無料と謳う業者がいるのか?理由について(悪徳業者の特徴)

不用品回収で無料と謳う業者がいる理由としては、やっぱりお客さんは無料に弱いからでしょう。

数百円でもかかっていると、例え安くても「他だったらもっと安いんじゃ…?」など思ってしまうもの。ですが「無料」というのはお金がかからずにタダでサービスが受けられるので非常に目が止まるのです。

広告としてのインパクトも大きいので、「無料で不用品回収」というチラシは人気なのです。また悪徳な業者は、このようなチラシから問い合わせを受けても、お金になりそうなものだけ回収します。

誇大広告をうち、多数の問い合わせの中からお金になりそうなものだけを回収し、お金にならないものは別途料金を請求したり、回収せずに放置する、といった手口なのです。

屋号なども定期的に変更して、足がつかないように運営し続ける…そんな業者も存在します。

無料回収と謳っている業者の中で優良業者はいるのか?なぜ、無料で回収できるのか?

優良業者でも無料回収を行ってくれる業者もあります。「なんで無料で回収できるの?」という声もあるのですが、これには二つ理由があります。

全てが無料ではない

広告では大きく「無料」と記載されていて、すべての回収が無料と勘違いされる方もいますが、全てが無料ではないケースです。

回収品の中には別途回収に料金が必要になる場合、一定数以上の回収品があるなど条件がある場合、出張見積だけが無料の場合などが挙げられます。

その場合、チラシに注意書きが記載されているはずですので、しっかりとチラシを見るようにしましょう。

無料と思って連絡して、実は思っていた予算よりも高くつくことがあります。問い合わせる際にしっかりと確認するようにしてください。

キャンペーンなどの期間限定

基本的に業者側からすると、無料回収は難しいシステムです。というのも回収業務はトラックなど車とスタッフを用意して、回収に行き、引き上げる。

この業務だけでも人件費やトラックに関する費用がかかるわけですので、基本的には無料回収は赤字となってしまうのです。

ですので基本的には、様々な条件を付けて、無料回収の広告を出すことが多くなります。

ですが本当に完全に無料回収をしてくれるケースがあります。

それは「キャンペーンなどの期間限定」の場合です。創業〇〇周年や支店のオープン記念など、赤字覚悟でキャンペーンを行う場合があります。

 

これには地域の住民に回収業者を知ってもらう広告代わりのイベントという意味もありますので、ただ赤字を垂れ流すわけではない、効果的なものなのです。

こういったキャンペーンには回収してもらう側からするとかなりお得なので、こういうイベントを見るとこの機会に利用してみることをおすすめします。

リサイクル家電の無料回収を謳う業者は要注意

家電製品には、法律で定められたリサイクル家電というものが存在します。そして、このリサイクル家電の無料回収を謳う業者はとくに注意が必要です。

リサイクル家電について

リサイクル家電とは、家電リサイクル法に基づき家電をリサイクルしなければならないというものです。

家電リサイクル法とは2001年に施行され、一般家庭や事務所などから出たテレビやエアコン、冷蔵庫や洗濯機などの特定家庭用機器廃棄物と呼ばれる家電から、部品や材料をリサイクルして廃棄物を減らして資源を有効活用するための法律となります。

特定家庭用機器廃棄物だけで、全家電重量の80%以上と言われており、相当な廃棄物がリサイクルされるようになっているのです。

リサイクル家電の処分について

リサイクル家電の処分は、法律で定められた製品は委託を受けた業者などに引き取ってもらわなければなりません。
「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」が家電4品目と呼ばれ、リサイクル家電の対象となります。
これらは製造メーカーによってリサイクル料金が変わりますので製造メーカーのホームページ等でリサイクル料金を確認してください。

無料回収を謳う業者のトラブル事例について

無料回収を謳う業者の中には「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」の家電4品目を無料で回収するという業者も存在します。

無料で回収してくれる場合もありますが、トラブルに巻き込まれるケースもあります。

無料と聞いたのに追加費用を請求された

ネットやチラシで無料回収と記載があり、回収を頼んだところ追加費用を請求されたというケースです。このような業者は断ろうとするとキャンセル料や違約金を請求し、断れない状況にする場合があります。

しつこく請求され、高額な追加費用を払ってしまった、という話をよく聞きます。

そもそも「エアコン」「テレビ」「冷蔵庫・冷凍庫」「洗濯機・衣類乾燥機」の家電4品目は家電リサイクル法でリサイクル券を払わなければ、処分することができないと定められています。

業者も処分には費用が掛かるので、無料になるわけがないのです。このような怪しいうたい文句にはひっかからないように気を付けましょう。

警察から不法投棄されていたと連絡があった

無料回収を依頼し、その時は特段費用を支払う必要がなかったが、後日警察から不法投棄されていたと連絡があった場合です。無料回収で家電を集め、中古品として売れない家電は不法投棄する業者が存在します。

そういった業者は山などに不要な家電を不法投棄し、その家電に個人情報などが記載されていると警察から連絡されることもあります。このようなトラブルに巻き込まれない為にも、正規の方法で処分するように心がけましょう。

「産業廃棄物処理業の許可」と「古物商の許可」のみ掲載業者に要注意

一般家庭の不用品回収を行うために、必要な許認可が3つあります。

  • 「一般廃棄物収集運搬業の許可」
  • 「産業廃棄物収集運搬業の許可」
  • 「古物商の許可」

上記の許認可が必要とされています。「一般廃棄物収集運搬業の許可」は一般家庭から廃棄物を集めて、運ぶ場合に必要な許可です。家電だけでなく家具やゴミも含まれます。

「産業廃棄物収集運搬業の許可」は「一般廃棄物収集運搬業の許可」と異なり、法人から廃棄物を集めて、運ぶための許可になります。

そして、「古物商の許可」は中古品の買取や販売に必要な許可となります。不用品回収業者と取引する場合はこれらの許可を得ているか、確認する必要があります。

「産業廃棄物処理業の許可」と「古物商の許可」のみ掲載業者が怪しい理由

「産業廃棄物収集運搬業の許可」と、「古物商の許可」しか許可を得ていない不用品回収業者も存在します。このような業者は注意しなければなりません。

というのもこの二つの許可は取得が容易なのです。

 

「産業廃棄物収集運搬業の許可」は8~9万円の費用を支払い、1日講習を受けるだけで許可を得ることができます。「古物商の許可」も2万円程度の費用を支払うだけで得ることができるものです。

なのでこの2つの許可は10数万円の費用と、1~2日あれば取得することができるので、誰でも取得できる許可といえるでしょう。

ですが「一般廃棄物収集運搬業の許可」に関しては取得の難易度が高いとされています。市町村ごとに許可を取る必要があるのですが、新規の登録は受け付けていないという自治体が多いです。

既に多くの業者が許可を受けて管理が難しいといわれていたり、公共事業の利権が絡んでいたりと様々な理由が噂されています。

なので「一般廃棄物収集運搬業の許可」を取得している業者は信頼性が高く、きちんとしている業者といえることが多いです。

まとめ

今回は無料を謳うチラシを出している不用品回収業者について解説してきました。

不用品回収業者は、きちんと許認可を得ている業者であれはトラブルを限りなく減らすことができます。

 

不用品回収は、高額になりやすいサービスでもあるので、基本的には複数業者に見積り依頼を取って安心できると思った業者さんに依頼することをオススメします。

 

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