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自動車のタイヤ(夏タイヤとスタッドレスタイヤ)の寿命や交換時期、処分方法について解説します

2021.11.30

皆さんは自動車のタイヤの寿命や交換時期についてご存知でしょうか。

タイヤの寿命は夏と冬とで交換時期が異なりますし、車の使用頻度や保管状況などによっても変わってきます。

人それぞれライフスタイルが違うからこそ、正しく見極める知識を持っておくことは事故を防止する上でも大切ですし、急な出費を防ぐことにも繋がります。

ということで今回は、自動車のタイヤの寿命や交換時期について解説していきたいと思います。

タイヤの寿命や交換時期は「季節や保管状況、使用年数」で変化する

 

自動車のタイヤはゴムで出来ていますので、自動車を運転するたびに少しずつ減っていきます。
タイヤがすり減ると安全な走行に必要なタイヤの溝が無くなってしまいますので、スリップしやすくなることは、みなさんもよくご存知かと思います。

ですが、自動車のタイヤにも耐久年数や使用期限があることを知っている方は意外と少ないかもしれません。実は、タイヤにも使用期限が設けられていて、その年数を過ぎたタイヤはグリップ性能が下がると言われています。

また、時期や保管状況等によってもタイヤの寿命は変化します。

ということで、この章では、夏タイヤと冬タイヤの寿命や交換時期について解説していきたいと思います。

夏タイヤの寿命と交換時期について

 

まずは夏タイヤ(冬仕様で無いノーマルタイヤのこと)について、寿命や交換時期をみていきましょう。

■走行距離の目安について(使用距離)

一般的に夏タイヤのゴムは5000kmで1mm摩耗する(すり減る)と言われていて、新品タイヤの溝は8mm前後で設計されていることが多いですので、夏タイヤの走行可能距離は、約32000km前後だと言われています。

もちろん、あくまで目安ですので自動車の重量や路面の状況などの使用環境によっても使用可能距離は前後します。

 

そして、そのタイヤの交換目安となるのが、スリップサインと呼ばれる三角形のマークの延長線上の溝に浮かび上がってくる盛り上がりです。


このマークがタイヤに現れるとタイヤの交換目安である「溝が残り1.6mm」というサインになりますので、なるべく早く新しいタイヤに交換する必要があります。

ちなみに、溝の深さが「1.6mm以下」になってしまうとグリップ性能が著しく下がり、スリップする可能性が高くなります。そうなると雨上がりのタイミングなどに思わぬ事故へと発展しやすくなってしまいますので、注意が必要です。

そして、もし「溝が0mm」になった場合は、タイヤの中にある金属のワイヤーが出てきます。そうなればタイヤがバーストしてしまい、事故にも繋がりますし、ホイールまで交換することにもなりますので、安全面はもちろん、経済的にも悪影響を及ぼします。

道路交通法でも、スリップサインが一箇所でも現れたタイヤを使用することは禁止されていますので、気づいた段階ですぐに対処することをオススメします。

使用年数(耐久年数)について

タイヤはゴム製品ですので、年数の経過と共に劣化していきます。そして気になる夏タイヤの使用年数ですが、使用4~5年とされていて、で交換することが各メーカーから推奨されています。

特に車のタイヤは雨や日光に晒されるので、その他のゴム製品と比べて劣化速度が早いです。

ゴムは劣化すると柔軟性が低くなり、硬化します。硬化してしまうとタイヤが突然破裂してしまうこともあり、万が一、タイヤが破裂してしまうと、重大な事故にもつながります。

事故を回避するためにも、タイヤには製造年数が記載されていますので、製造されてから4~5年以上経過しているタイヤはすぐに交換することをオススメします。

交換が必要なサインが現れているタイヤの外観について

タイヤの走行距離や使用年数が全く問題が無くても、実は交換する必要があるタイヤの特徴があります。

その特徴としては、以下のようなタイヤが当てはまります。

【交換が必要なタイヤの外観の特徴】

  • タイヤの溝が一部分だけ偏ってすり減ってる
  • 釘や硝子などが刺さっている
  • タイヤが硬化してひび割れが起きている

これらの特徴があるタイヤは交換が必要な状態です。

こうしたタイヤの特徴は、定期的にタイヤを点検して置かないと気づかないことが多いですので、乗車前には少し時間をとって交換が必要な状態でないかの確認をすることをオススメします。

日常的な点検はタイヤの破裂などを防ぐためにも効果的ですし、ある程度の予測も立てられます。

運転した感覚がいつもと違う

自動車を運転したとき、いつもとハンドルの操作感や運転した際に「違和感がある」と感じたことはありませんか。

その違和感は、たんなる気のせいのことである多いですが、実はタイヤの交換サインかもしれません。

乗車中に感じた違和感の中には、タイヤの寿命に関する大きなヒントが隠されていることはよくある話です。

 

たとえば、走行中のロードノイズが以前よりも大きくなってきているなら、溝が減っていたりタイヤが硬化している可能性があり、タイヤの寿命が近づいているサインであることも多いです。

その他にも、「いつもよりブレーキの効きが悪くなった」とか、「乗り心地が悪くなった」と感じるときは、タイヤが原因である可能性があります。

このサインは普段から運転をしている方が分かる特徴です。もし、運転中に違和感を覚えた場合は、そのまま放置せずに一度、タイヤの状態を確認して見てください。

タイヤ交換が必要なサインが見つかるかもしれません。

スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の寿命と交換時期について

 

一般的には、夏用タイヤよりもスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の方が、「寿命が短い」とされています。その理由としては、氷や雪の上でも滑らないようにタイヤのゴムが柔らかくなるよう作られていることが関係しているようです。

タイヤのゴムの硬度と寿命にどんな関係があるのでしょうか。

タイヤのゴムの硬度と寿命の関係性について

 

実は、地面との密着具合がゴムの硬さによって変わってきます。通常のタイヤはスタッドレスタイヤと比べゴムが固く作られていますので、雪道などでは地面との接地面積が減り、滑りやすくなってしまいます。そのデメリットを克服するために開発されたのが、この柔らかいタイヤ(スタッドレスタイヤ)なんです。

タイヤの硬さを柔らかくすることで、様々な地形にも対応できるタイヤになっています。そして、接地面積が増えるということは、「摩擦ですり減るタイヤの箇所も増える」と言い換えることもできます。

ですので、冬タイヤは、通常のタイヤよりも寿命が短いと言われています。

冬タイヤの使用年数(耐久年数)や走行距離の目安について

 

夏タイヤよりも劣化するスピードも早いとされている冬タイヤの寿命は、製造されてから約3~4年前後だと言われています。そして、気になる走行距離の目安ですが、約15000km前後が交換目安だとされているようです。

スタッドレスタイヤは、事故が起こりやすい状況下での使用となりますので、使用年数や走行距離の目安に達している場合は、すぐに交換することをオススメします。

 

「じゃあ、どうやって確認するの?」と思われる方もいると思いますので、タイヤの製造年数の見方についてもご紹介します。

タイヤの製造年数は、タイヤの側面部分「X2208」などの表記で記載されていて、このアルファベットと数字がタイヤの製造年数を表しています。

見方としては、アルファベットの部分は識別記号ですので関係なく、数字の部分で確認します。最初の2桁が週を表し、後ろの2桁が製造年を表します。

つまり「X2208」であれば2008年の22週目に製造されたことが分かります。タイヤの製造年数の見方は少し特殊で、この年数と週で表記されています。

2008年の1月1日から数えますので、22週目だと5月下旬頃だと分かります。

ちなみに、最初のアルファベットは識別記号ですので、メーカーによってアルファベットが異なります。ですが、数字の部分の見方は同じですので、どのメーカーのタイヤでも製造年と週を知ることができます。

すぐに交換する必要がある冬タイヤの特徴や見分け方について

 

冬タイヤにも「走行距離」や「使用年数」以外にも交換が必要な状態が存在します。

溝(スリップサイン)

こちらは、冬タイヤと夏タイヤの区別なく、共通して現れる交換目安のサインです。

冬タイヤの場合は、雪道や凍結した路面での使用が多くなりますので、このスリップサインが現れている場合は、すぐに交換しましょう。

溝(プラットフォーム)

スタッドレスタイヤは、スリップサイン(溝の残量が1.6mm以下)の他に、交換目安を知ることができるサインがあります。それが「プラットフォーム」と呼ばれるタイヤの溝に現れる出っ張りです。

スリップサインと仕組みは同じで、溝の中にボコッとした出っ張りが全ての溝に一列で配置されている部分があります。

このプラットフォームですが、スリップサインよりも早く出っ張りが出てくるよう設計されていて、交換時期になるとプラットフォームの出っ張りがタイヤの溝を埋め、該当箇所だけ溝が無くなります。

 

ちなみに、スタッドレスタイヤにもスリップサインがある理由としては、「夏タイヤとしての寿命知るため」だと言われています。

そのためスタッドレスタイヤとしての寿命が終わりを迎えても、夏タイヤとしての使用は可能です。ですが、夏タイヤよりも硬さが無いため、プラットフォームが現れてからの寿命も早いです。

適切な空気圧を保っているか

タイヤの使用距離や使用年数が浅くても、タイヤの空気圧を適切に維持できているかで寿命は大きく変わります。

タイヤの空気圧は、車種ごとに正常な空気圧が定められて、多くの車の運転席ドアの内側などに、その車に適した空気圧の数値が記入されています。

一般道を多く走る場合と高速道路をメインで走る場合とで適切な空気圧は異なりますので、それぞれの違いを知ることは事故防止の観点からも大切ですが、タイヤの寿命といった視点からも重要になってきます。

空気圧が少ない状態で走り続けると、タイヤの減り方に偏りが出てしまい、タイヤの寿命を早める原因にもなります。ガソリンスタンドへ立ち寄ったときは、給油ついでに空気圧の減り具合も確認しておきましょう。

車のタイヤの処分方法について

 

最後に車のタイヤの処分方法についてご紹介します。車のタイヤは市町村によっても、その取扱いが違いますが、福岡市内や北九州市内の場合は、粗大ごみとして処分はできません。

福岡市の場合

福岡市では、タイヤを粗大ごみとして処分することはできません。
福岡市の「ごみと資源の分け方・出し方情報サイト」によると、タイヤは「市で収集しないごみ」と指定されています。
自治体で依頼しても、回収してくれないので注意が必要です。
基本的には、購入したお店や不用品回収業者に回収を依頼することになります。とはいえ、タイヤ交換を自分でする方は少ないと思いますので、タイヤ交換際に、交換作業を依頼したお店で使用済みのタイヤを処分してもらうことが一般的だと思います。

北九州市場合

北九州市のホームページで、家庭からの排出が予想される品目のうち分別に迷うものを中心に掲載している「分別早見表」では、タイヤは粗大ごみとして処分できないとされています。

「市が収集しないもの」とされており、購入店に引き取りを依頼するように記載されています。
タイヤ交換を業者に依頼したタイミングで、不要になったタイヤは処分してもらうことをオススメします。

タイヤを処分できる場所について

 

古いタイヤを処分する方法は複数あります。それぞれご紹介したいと思います。

タイヤ交換時に処分する

古いタイヤから新しいタイヤに交換を業者に依頼した際に、古いタイヤは引き取ってもらい処分するか確認するお店が多いです。古いタイヤを持って帰っても使い道はなく、処分に困るだけですので、基本的には交換した時に引き取ってもらうことをオススメします。

費用に関しても、お店によっては無料で回収してくれる場合もあります。ただし、お店によっては処分は受け付けていないケースもありますので、注意が必要です。

ガソリンスタンド

行きつけのガソリンスタンドで、使用済みのタイヤを処分する方法もあります。

ほとんどのガソリンスタンドではタイヤ交換もサービスとして行っていますので、処分も引き受けている場合が多いです。タイヤの処分だけでも引き受けてくれる場合がありますので、確認してみることをオススメします。

ただし、お店によっては処分できない場合がありますので、注意しましょう。

カーディーラー

カーディーラーでもタイヤを処分してもらうことが可能です。タイヤ交換を行っているので、タイヤ交換した際に回収してもらうのが一般的です。車を購入した店舗であれば、まず回収してもらえるでしょう。

他にも中古車販売店などであれば安く回収してもらえる可能性があります。何度か購入していたり、定期的にメンテナンスを依頼している店舗であればかなり安く引き受けてくれる可能性があります。

そういったお店がある場合は、一度確認してみることをオススメします。

不用品回収業者

不用品回収業者でもタイヤを処分することは可能です。ハンズクラフトライフサポートの場合は、1本2,000円(税別)から処分ができます。

※タイヤのサイズなどによって異なります。

メリットとしては自宅や倉庫などまで、回収に来てくれることです。デメリットは費用が高くなる可能性があります。

一般的なタイヤ交換を行っているところで回収を依頼すれば一本300円程度で回収してもらえることも多いですが、不用品回収業者だと、回収費用がかかりますので、お店に持ち込むよりも高い価格になっています。

そのため、その他にも処分したい不用品がある場合は、お店まで運ぶ手段がない場合などにご依頼することをオススメします。

まとめ

今回は、自動車のタイヤ(夏タイヤとスタッドレスタイヤ)の寿命や交換時期、処分方法についてご紹介しました。

懐が寂しいときに限って、こうした消耗品の交換も重なりやすいですので、ぜひ、みなさんも乗車前の点検作業を取り入れて、適切な交換時期を把握してみてください。

そして、タイヤの処分などでお困りでしたら、ハンズクラフトライフサポートでも対応できますので、お気軽にご相談ください。

 

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