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雑草対策にグランドカバーは有効?種まくだけでOK? 後悔しないポイントを解説します

2022.06.30

ご自宅をお持ちの方の中で、かなりの時間を割いているのが「庭のお手入れ」ではないでしょうか。

そして、その数あるお手入れの中の一つに、雑草問題があると思います。

雑草対策として考えられるのは、「除草剤をまく」「防草シートを敷く」「草抜きをする」などがありますが、どれもイマイチだと思っている方は、意外と多いです。

そんな人の多くが次に目をつけるもの。それこそ、今回ご紹介する「グランドカバー」の存在です。

ということで今回は、防草対策の救世主!?なポジションのグランドカバーについて解説していきたいと思います。

防草対策でお悩みの方は、ぜひ、参考にされてみて下さい。

◇グランドカバーについて

グラウンドカバーとは足元に広がる植物のことで、防草対策として取り入れられている方法のひとつです。

地面一体に植物を這わせることで、土が露出することを防ぎ、防草効果が見込めます。

グラウンドカバーといってもさまざまな植物があり、植える植物の種類によってお庭の印象が変わってきます。

ちなみにグラウンドカバーは見た目だけ綺麗になるわけではなく、土の乾燥を防いだりする効果もあったりもします。

◇雑草対策にグランドカバーは有効なのか?メリットとデメリット

では、雑草対策にグランドカバーは効果があるのでしょうか。グランドカバーのメリットやデメットなどをご紹介します。

・グラウンドカバーのメリット①雑草対策

グラウンドカバーの最大のメリットは雑草の対策になることです。

グラウンドカバーは地面一体に高密度で植物を這わせることで、雑草が生える隙間を与えないようにできます。

仮に間に芽が生えてしまっても高密度で生えているグラウンドカバーの中では、雑草が成長しづらいようになっているのです。

もちろん完全に雑草を防止になることはありませんが、非常に効果的な対策といえるでしょう。

・グラウンドカバーのメリット②見栄えが良い

グラウンドカバーは芝生のような一面緑のものもありますが、花が咲くようなグラウンドカバーも存在します。

ガーデニングのようにレイアウトを考えたり、こだわりが無くても簡単に始めることができるのも良いところです。

雑草が生い茂っている場所があるなら、グラウンドカバーを検討してみてはいかがでしょうか。

・グラウンドカバーのメリット③土の乾燥を防ぐ

乾燥しやすい場所であれば、土は放置すると乾燥してしまう事もあります。グラウンドカバーを導入すれば、土の乾燥を防ぐこともできます。

放置している庭などの土が乾燥して見た目が悪い場合も、グラウンドカバーが有効と言えるでしょう。

・グラウンドカバーのデメリット

グラウンドカバーは雑草対策、土の乾燥対策、更に見た目の向上などといった効果があり、大変便利なものです。

デメリットも少なく、おすすめの対策です。しかしグラウンドカバーには「手間がかかる」というデメリットもあります。

グラウンドカバーは床一面に植物を這わせる事で、雑草の対策になるというものです。その植物の定期的なメンテナンスが必要になるため、手間がかかるというのがデメリットとなります。

放置していると害虫の発生や見栄えが悪くなってしまう恐れがあるのです。ですが一本一本雑草を抜くことを考えれば、かなり手間が省かれるので雑草対策としてはかなり効果的となります。

◇グランドカバーは種をまくだけでOK?手入れ不要な方法は?

グランドカバーは適度にメンテナンスを行う必要があり、その手間が最大のデメリットだったりします。

ですが、グランドカバーの種類によっては手間が最小限で済む場合があります。

環境さえ整っていれば手入れ不要な種類もあり、そのようなものであれば手間がかかりません。

◇グランドカバーで失敗するパターンは?後悔しないために知っておきたいこと

グランドカバーは防草対策として非常に有効ですが、失敗してしまう場合があるのが怖い点です。この項目では、失敗をしないために知っておきたい最低限の知識をご紹介します。

①放置しない

グラウンドカバーのメリットは雑草並みの繁殖力があるため、雑草が生えないように対策できることです。

そのためグラウンドカバーは放置すると、繫殖力のせいでかなりのスピードで繁殖していきます。見栄えも悪くなってしまうため、放置しないようにしましょう。

定期的にメンテナンスすることが不可欠となります。

②完全に除去するのは大変

グラウンドカバーは雑草なみの繫殖力があるため、深く根付いてしまいます。グラウンドカバーを除去したくなっても、完全に除去するのは非常に大変な作業です。

そのため気軽にグラウンドカバーを生やすのはお勧めしません。長い間使用する事を前提に、グラウンドカバーを検討する様にしましょう。

◇グラウンドカバーの種類

最後にグランドカバーの一般的な種類をご紹介したいと思います。

まずは、お世話をする手間が少ないグランドカバーの種類をご紹介していきます。

①リシマキア・ヌンムラリア

ライムグリーンの鮮やかな色がおしゃれな人気の植物です。雑草を圧倒する繁殖力なので、雑草が繁殖する余地はありません。シンプルな見た目なので、他の植物との相性も良いですよ。

②グレコマ

つる状の茎を伸ばして成長するため、あたりを緑で埋め尽くします。ロックガーデンでも使用できるグラウンドカバーで、斑入りの薄緑色がかわいく見た目も人気です。

③アジュガ

紫の花が美しく、十二単というおしゃれな別名をもつ植物です。密生して常緑として通年を過ごすため、グラウンドカバーとして非常に優秀とされています。

丈が5~15cmと高いので、高さのあるグラウンドカバーを考えられている方にはおすすめです。

続いて、一般的に利用されているグランドカバーの種類をご紹介します。

・スーパーアリッサム

白い花のグラウンドカバーといえばスーパーアリッサムがおすすめです。暑さに強く、一年中この花を楽しめます。

花がたくさん咲くため、肥料が切れないように注意しましょう。

・ユーフォルビア ダイアモンドフロスト

植木鉢で楽しむことも可能ですが、グラウンドカバーとしても楽しめます。カスミソウのような清涼感がある小花が美しく、グラウンドカバーらしくない見た目がおすすめです。

・メカルドニア ゴールドダスト

黄色い花のグラウンドカバーが良いならこちらがおすすめです。繊細な印象の黄色い花ですが、耐暑性に優れているグラウンドカバーとなります。日当たりの良い場所に設置すると良いでしょう。

・ヒューケラ ドルチェ

日当たりが悪い場所でも繁殖できる繁殖力が魅力のグラウンドカバー。葉の色が花のような華やかさがあるのが特徴です。おしゃれな大人っぽい雰囲気があるので、日陰などにおすすめですよ。

・エボルブルス ブルーラグーン

ブルーのグラウンドカバーはエボルブルス ブルーラグーンがおすすめ。枝分かれしやすいので、青い花がグラウンドカバーとして地面一面を青くします。真夏に鮮やかな青い花を楽しみたい場合にオススメです。

・スーパートレニア カタリーナ

雨と暑さにも強いグランドカバーです。手入れがあまり必要無いことがメリットでもあります。
晩秋まで花が楽しめるのもうれしい要素ですね。

・ポーチュラカ オスカーレッド

乾燥に強いのが特徴のポーチュラカ。暑さにも強く、太陽の光を浴びると花を開かせます。
1日中日に当たる場所に置くことで良く成長します。赤い大きな大花輪が非常に美しいです。

・カリブラコア

面積は1.5mほどに成長するカリブラコアはその成長力が特徴です。雑草対策にもってこいのグランドカバーといえます。お花のじゅうたんを簡単に作りたい方にはおすすめの植物です。

・アイビー

壁や木にも生やすことができるグラウンドカバーです。耐陰性も強く、繁殖力が強いので、メンテナンスも必要になります。広い面のグラウンドカバーにおすすめです。

・ハツユキカズラ

ピンク色の花が特徴のグランドカバー。寒い時期でも美しい姿を楽しめます。日当たりが悪いと緑が増えてしまうので、程よい日当たりのもとで育てるようにしましょう。

まとめ

今回はグランドカバーについて解説していきました。

防草対策については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみて下さい。

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