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2024.01.15
冷蔵庫は私たちの日常生活の中で毎日、常に稼働している家電ですので、冷蔵庫が急に壊れてしまうと中の食材がダメになってしまい、生活に大きな影響が出ます。
そこで大切になるのが、冷蔵庫の寿命や故障の原因を理解し、冷蔵庫が壊れる前にスムーズな買い替えることです。
ということで今回は、冷蔵庫の寿命や故障原因、壊れる前兆などについて解説していきます。
しばらく冷蔵庫を買い替えていない方は、ぜひ参考にされてみてください。
家計における冷蔵庫の一般的な使用年数は10年~13年だと言われています。
国税庁の調査によると、一般家庭における令和5年度の冷蔵庫の使用年数は13年前後だと判明しています。
そして、冷蔵庫購入者の買い替え理由として一番多い理由が「故障」です。
そのため、一般的な買い替えサイクルとしては壊れてしまうまで使い続ける。という使い方が大多数だと言われています。
しかし、冷蔵庫が壊れるまで使い続け、急なトラブルに悩む方も多いです。
では、メーカーが推奨する耐用年数は何年くらいなのでしょうか。
家電メーカーが推奨している冷蔵庫の耐用年数は9年前後が多いです。その理由としては、冷蔵庫を含む家電には、故障の際に部品交換の修理を行うため、「部品保管期間」が定められていることが関係しています。
■部品保有期間について
「部品保有期間」=メーカーの補修用部品の保有期間
「部品保有期間」とは、メーカーの補修用部品が保有される期間です。
メーカーは、製造中のビジネスフォンはもちろん、製造打ち切り後のビジネスフォンについても、部品を一定期間ストックしています。
ストックしておくことで、製造打ち切り後に万が一故障しても、必要な部品の交換ができるためです。引用元:OFFICE110公式サイト「ビジネスフォンの部品保有期間とは?期間外のリスクや対処法を解説」より
冷蔵庫の部品保管期間は9年間と定められていることが多いため、各メーカーに部分的な修理が依頼出来るのは、部材の生産終了から9年目までが一つの目安だと言われています。
もちろん、メーカーや製品によってこの部品保管期限の長さが変わってきます。
ですので、9年目以降の故障に関しては、修理より買い替えの検討することを多くの家電量販店の店頭スタッフさんもおすすめしてきます。
ちなみに、国税庁が定めている冷蔵庫の耐用年数は6年です。この年数は確定申告などにおける、冷蔵庫が資産として減価償却できる期間の年数となっています。
一般的な使用年数とは考え方が異なりますが、一つの冷蔵庫の寿命の目安として参考になる年数で、製造から6年前後の冷蔵庫ならリサイクルショップなどでも買い取りしてくれるお店はあります。
使用年数が5年を経過したあたりから、買い替えを検討しみるのも賢い選択です。
長年使える冷蔵庫ですが、自宅の冷蔵庫の使用年数を気にすることはあまりないでしょう。忘れがちな使用年数以外にも、冷蔵庫の寿命が近い前兆や症状があるので、どのような状態が良くないのかを確認しましょう。
冷蔵庫の故障内容として起こりやすい現象を紹介します。買い替えではなく、修理で対応できることも多いので、故障要因を明確にして対応を考えましょう。
冷蔵庫下の水漏れや、庫内の水漏れは故障のサインの一つです。故障原因により水漏れの箇所は異なりますが、どこからの水漏れかを確認する必要があります。
冷蔵庫は庫内を冷やすため、コンプレッサーが作動する音がします。通常、扉を開けた後に、庫内の温度が上がり冷やすために装置が稼働するので、冷やし終えると作動音は止まります。作動音がいつまでも止まらない状態や、音が異常に大きい場合は故障かの確認が必要です。
冷蔵庫の故障と勘違いしやすい現象を紹介します。買い替えや修理が不要な内容なので、無駄な出費とならないように、よく確認しましょう。
冷蔵庫の側面は庫内を冷却する過程でコンプレッサーの作動により熱を発します。放熱温度は高い時には50℃以上になり、側面を触ると熱いと感じるので故障と勘違いしてしまうことがあるかもしれませんが、問題ありません。
冷蔵庫内には冷気を吹き出すための吹き出し口があります。この吹き出し口に霜が溜まると、冷蔵庫内へ十分な冷気が届かず、冷えムラが発生する要因となります。霜を取り除けば解消する内容です。
また、冷蔵庫内に食材を詰めすぎて吹き出し口が塞がれてしまうことも、冷える箇所と冷えない箇所が発生するの要因となります。
リサイクルショップでの冷蔵庫の買取は製造から3年以内が推奨され、長くても5年程と言われています。
お店によっては製造から7年という店舗もありますが、少数派のようです。
買取に関しては、保証内容が正確に定められている国内有名メーカーの買取が一般的で、ファミリー向けの400L代のものだと比較的高く買い取ってもらえます。
製造から3年~5年までが買取目安とされる冷蔵庫ですが、せっかく売るなら高く売りたいと考える方が多いでしょう。
ここでは、買取価格を少しでも高くするためにはどうしたら良いかを解説します。
冷蔵庫内外を綺麗に掃除し、見た目の印象が新品と近くなると、リサイクルショップの清掃の手助けにもなるため、買取価格のアップに繋がります。日頃の利用の仕方が、汚れや傷に繋がるので丁寧に扱うようにしましょう。
冷蔵庫は気温が高くなる初夏にかけて、庫内と外気の温度差が大きくなります。稼働負荷の増加により故障が起こりやすく、食べ物が痛まないように、すぐに買い替える場合が多いです。
想定外の出費となるため、中古の需要が高まり買取価格も高騰することがあります。
反対に春先は、転勤などの引越しが多く、冷蔵庫を手放す人が数多くいるため、価格が下がる傾向があります。
冷蔵庫の色として主流なのは白色ですが、メーカーによってはカラフルな色味の物を生産することもあります。カラー冷蔵庫は一定数の人気があるため、買取価格が上がることがあります。
冷蔵庫の故障の原因はさまざまあり、故障リスクは日常の使い方次第で減らすことが可能ですが、ここでは冷蔵が壊れてしまう原因について解説していきます。
故障の原因で、一番多い理由は寿命です。扱い方によっても使用可能な期間は大幅に変わりますが、冷蔵庫の使用期間が15年以上の場合は寿命を疑うことも必要です。
引越しも冷蔵庫が壊れる原因の一つです。転勤などが多く、1度買った冷蔵庫を引越しで持ち運ぶ回数が多いと、冷蔵庫は移動のトラック内で常に揺れることになるので、故障リスクも高まります。転勤族の方は、そうでない方に比べ故障が原因による家電の買い替えが多い傾向があります。
冷蔵庫の中に熱いものを冷まさずにいれてしまうと、庫内の温度が急に上昇するため、冷却機能が勢いよく稼働し、冷蔵庫に負荷がかかります。日常的な負担は寿命を早めてしまいます。
また、他の食べ物が痛む要因にもなるため、熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ入れるようにしましょう。
庫内に食品を入れ過ぎると、冷気が上手く循環しなくなります。冷えない箇所が発生し、冷却までに時間を要するので、冷蔵庫に負荷がかかり、寿命を早めてしまう要因になります。
一般的には庫内の5割ほどの使用量が理想とされています。
冷蔵庫は毎日使う家電なので、日々の利用方法を気にかけることにより、少しでも使用可能な期間を伸ばすことができます。
冷蔵庫は設置する箇所から周りの壁や家具との適切な離隔距離が定められています。必要な離隔が取れていないと冷蔵庫の放熱が上手くできず、故障の原因となります。
また、直射日光が直接当たる場所やガスコンロの近くなど、温度が高くなる環境に設置することも故障の原因となります。
冷蔵庫は前面に磁石が取り付けられる仕様が主流で、最近では冷蔵庫に貼るタイプのマグネット収納も販売されています。前面に貼る分には問題はありませんが、側面、裏面への設置に関しては、放熱の妨げや磁石が制御盤へ影響することもあるため避けた方が良いでしょう。
ドアの開閉回数が多いと、庫内が外気に触れる時間も長くなるため、気温が上がり冷却しようとする動きが活発になります。冷気を保つためにも、開閉回数を少なくすると冷蔵庫の負担を軽減できるので、寿命を伸ばすことに繋がります。
少しでも長持ちするように故障となる原因をよく理解し、注意しながら使うことはメリットがとても多いです。
今回は冷蔵庫についての情報をお届けしましたが、その他の家電製品についても知っておきたい知識がたくさんあります。
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