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CASE
2022.05.31
防草対策を取り入れようと検討されている方の中には、「防草シート」や「人工芝」、「グランドカバー」など、その種類の多さのせいで、導入を諦めかけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ということで今回は、数ある防草対策の中でもよく利用されている「防草シート、人工芝、グランドカバー、砂利」に焦点をあて、それぞれの違いやメリット・デメリットを解説したいと思います。
ぜひ、参考にされてみてください。
防草シートは前もって敷いておくことで、敷いた箇所の雑草が生えるのを防ぐことができます。
太陽光を防ぐことで雑草を成長させないようにさせることが基本原理です。
設置や撤去が簡単で、初心者でもすぐに施工、撤去することが可能な点が多くの方に支持され、導入をされています。
設置前に一度除草を行う必要がありますが、設置後は特に何もメンテナンスをすることはありません。景観を損なう点があげられますが、防草シートの上に砂利等を敷くと見栄えが良くなりますので、一応、対策は存在します。
人工芝での雑草対策は、最近流行りの防草対策の一つです。一面に人工芝を敷き詰めておくことで、雑草が生える隙間をなくす原理となっています。
庭に敷いた人工芝なら、子供がかけて遊んだりすることも可能ですので、お子様がいらっしゃるご家庭などにオススメな方法です。
グランドカバーとは雑草の繁殖を抑えるために、植物を一面に植える方法のことです。
グランドカバーの多くは繁殖力が強く、雑草に負けない植物が選ばれます。
見た目もシンプルで綺麗なものが多いため、景観を損ないたくない場所での防草対策に向いています。価格を抑えて導入ができるので、初心者にもオススメの対策といえます。
砂利の利用した防草対策の原理は、砂利を敷くことで雑草の生えてくる隙間を無くし、太陽光を遮ることで雑草の成長を抑える仕組みとなっています。
砂利は価格が安く、敷きやすいですし、音が出るので防犯対策にもなります。注意点としては、砂利が硬いので転倒した際のケガに注意が必要です。
それぞれの防草対策の特徴について理解したところで、次に、「防草シート、人工芝、グランドカバー、砂利」の違いについて解説していきます。
防草シートは他の対策に比べると雑草対策には最も効率的です。
太陽光を遮断し雑草が成長するのを防ぐため、人工芝やグランドカバー、砂利に比べると有効な対策となります。
見た目が悪いのが他の対策との大きな違いですが、防草シートの上から砂利を敷くこともできます。
人工芝は何と言っても見た目が良いのが特徴です。
雑草対策としては人工芝単体では効果的ではないかもしれませんが、他の対策を組み合わせることができます。
庭に敷いてその上で子供やペットと遊ぶことができますよ。
グランドカバーは雑草の対策に高い効果がありながら見た目が良いのが特徴です。
雑草と変わらない高い繫殖力があるので、雑草が成長する隙を与えません。見た目に関しても、数多くの種類があるので気に入ったものを選ぶことができます。
防犯対策を兼ねた雑草の対策として他にはない特徴があります。
隙間から雑草が生えてしまうこともありますが、ポイントで除草すれば大丈夫です。価格も安価ですし施工も簡単なのが人気となっています。
次に「防草シート、人工芝、グランドカバー、砂利」のそれぞれのメリットとデメリットをご紹介して終わりにしたいと思います。
防草シートは敷くだけなので設置と撤去が簡単です。初心者でも特に技術が必要がないので誰でも施工できます。
ホームセンターで入手できるので、すぐに設置することができるでしょう。
防草シートは日光を完全に遮断することができるので、雑草対策に有効です。
他の対策よりも高い効果が期待できるので、雑草対策が目的の方にオススメとなります。
防草シートはただのシートなので、見た目は良くありません。そのため、シートの上に砂利を敷くなどの対策が必要です。
防草シートを敷くだけでは対策ができないので、上に何を敷くか考えておかなければいけません。
人工芝は他の対策と比べてもかなり見た目が良いです。庭一面に人工芝が敷いてあれば高級感もあり大変人気となっています。
人工芝はクッションも高いので、上で遊ぶことができます。子供やペットも安心して走り回ることができるのです。
BBQやスポーツもできるので、自由度が高いです。
人工芝は雑草対策としては不十分です。隙間などに雑草が生えてしまう事もあります。ただ一面に人工芝を設置しているので、大きく雑草が繁殖する事はありません。
人工芝は専門業者が施工する必要があります。初心者がＤＩＹで敷くことは難しいでしょう。ホームセンターで購入する事もできないので、検討している場合は業者に見積りしてみましょう。
グランドカバーは植物なので見た目が良いです。多くの種類があるので、気に入ったデザインのグランドカバーを選ぶことができます。
庭の雰囲気にあったデザインのグランドカバーを選ぶといいでしょう。
グランドカバーは他の対策に比べるとかなり費用を抑えることができます。手軽に導入できるのは嬉しいポイントですよね。
グランドカバーは繫殖力のある植物です。グランドカバーを繫殖させることで、雑草が生えてくる隙を与えません。
植物なので定期的なメンテナンスが必要です。繫殖力が強いので枯れてしまう心配などは少ないですが、伸びたグランドカバーのカットなどが必要になります。
砂利は足で踏むと音が出るので、防犯対策にもなります。一面に砂利を敷いていれば音が出るので、空き巣などが近寄らなくなるのです。
砂利は見た目が良いのに導入費用が安いのがメリットです。砂利の値段は安いので、人工芝等に比べるとかなり安価で検討しやすいでしょう。
転んだらケガをする恐れがあるので、子供やペットが遊びづらいです。人工芝などであれば思いっきり遊べるので、子供やペットがいる家庭には不向きかもしれません。
砂利は撤去が面倒です。廃棄するのに自治体によって異なりますが、普通のゴミとして廃棄できません。撤去することがある場合は砂利はオススメできません。
それぞれの特徴や違い、メリット・デメリットについて理解したところで、次にそれぞれの耐用年数についてご紹介します。
防草シートは種類によって異なりますが、約3～8年程度の耐用年数といわれています。上に砂利などを敷くことで寿命を伸ばすことができます。
人工芝は天然のものではないので、耐用年数は平均して7～8年と言われています。紫外線や雨などの影響で寿命が変わっていきます。
グランドカバーは植物なので、耐用年数は決まっていません。きちんとメンテナンスすることで半永久的に使う事が出来ます。
砂利には寿命がありません。半永久的に使用する事が可能です。メンテナンスも特に必要ないので、楽に使い続けることができます。
最も防草効果が高いのは、防草シートかグランドカバーではないでしょうか。
防草シートは太陽光を遮ることで雑草の繁殖を抑え、グランドカバーは雑草よりも強い繫殖力がある植物を繁殖させることで防草する対策です。
どちらも高い防草効果があるため、オススメといえます。防草シートは広い範囲での除草に、グランドカバーは庭などの防草に適しています。
また人工芝、砂利に関しては防草効果は高いとは言えません。隙間に雑草が生えてしまう恐れがあり、施工後にもメンテナンスしなければいけないでしょう。
グランドカバーは手入れに手間がかかります。
植物であるため、定期的なメンテナンスは必要です。高い繁殖力があるので、なかなか枯れてしまうことはありませんが、定期的にカットするなどのメンテナンスは必要です。
防草シート、人工芝、砂利に関してはどれも人工物なので、メンテナンスはあまり必要ありません。
防草シートと人工芝は太陽光や雨などの影響で劣化スピードが変わってしまいますので、そこは注意が必要となります。
砂利に関しては特に何もしなくても、劣化することはありません。放置していても特に見た目は変わらないと言えるでしょう。
今回は「防草シート、人工芝、グランドカバー、砂利」について、それぞれの違いやメリット・デメリットを解説していきました。
防草対策については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
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