皆さんはテラスの種類をいくつご存知ですか？これからご自宅を購入する方ならぜひ知っておきたいテラスの知識。テラスには様々な種類が存在し、種類ごとに特徴やメリット、デメリットが存在します。

また、似たような設備としてバルコニーだったりベランダなどがありますが、それらの設備との違いも知っておきたい知識の一つです。

ということで今回は、テラスの種類やベランダとバルコニーとの違いについて解説していきたいと思います。

テラスとは？バルコニーやベランダとの違い

諸説ありますが、テラスは建物の外部に設置してある、地面よりも少し高い場所にあるスペースのことをいいます。

似たような言葉にバルコニーやベランダがありますが、これらの違いは設置場所によって一般的には使い分けられているようです。

２階以上に設けてあり、屋根のついていない屋外スペースのことをバルコニーと呼び、同じく2階以上に設けてあり、屋根がついている屋外スペースのことをベランダと呼びます。

テラスの種類

テラスにはいくつか種類が存在しますが、その中でも今回は代表的なテラスである「ウッドテラス」「タイルテラス」「ルーフテラス」「玄関テラス」の４つについて解説していきます。

ウッドテラス

ウッドテラスはウッドデッキとも呼ばれており、こちらの呼び方の方が馴染み深い方が多いのではないでしょうか。

※場合によっては屋根付きのものをウッドテラスと呼び、屋根がついてないウッドテラスのことやそもそも足場となる甲板部分のことをウッドデッキと呼ぶ場合もあります。

ウッドテラスは設置前はもちろん設置後も加工が行いやすく、様々なデザインを楽しめるテラスです。

素材が木材であるため定期的なメンテナンスが欠かせず、定期的に防腐剤で木材が傷んでしまわないように手をかけていく必要があります。

タイルテラス

タイルテラスはその名の通り、タイルが敷き詰められたテラススペースのことを指します。

ウッドテラスよりも選択肢が多く、また、メンテナンス性も優れています。

ホテルやリゾート地でタイルテラスを採用していることが多く、テラスをタイルに変えるだけでシンプルで都会的な印象を楽しむことができます。

さらにタイルの色や模様を変えることで、唯一無二の空間に仕上げることができ、人気な種類のテラスだったりします。

そんなタイルテラスですが、熱を留めやすい性質をもっていますので、暑さやタイルそのものが高温になるデメリットが存在します。

また、雨が降った際は非常に滑りやすくなりますので、転倒リスクにも注意を向ける必要があります。

ルーフテラス

ルーフテラスとは階下の屋根にスペースを設けたテラスのことを指し、その他の種類のテラスよりもスペースが広いことが特徴です。

ルーフテラスには複数の呼び方が存在し、一般的にはルーフバルコニーと呼ばれることが多いです。このルーフテラスですが、屋根を設置していない場合もルーフテラスと呼ぶことがあり、厳密な定義は存在しません。

そして、このルーフテラスですが、スペースが広いため掃除などのメンテナンスの手間が非常にかかります。

強風などで飛ばされてきた葉っぱやゴミを放置していると、排水管をつまらせてしまうこともありますので注意が必要です。

玄関テラス

玄関から外廊までに屋根付きのスペース（テラス）を設置した空間のことを、玄関テラスと呼びます。

日本の一軒家では少ないですが、海外の建物や家屋では見かける機会も増えてきます。

日差しよけや雨よけにも最適ですが、落ち葉などのゴミが溜まりやすいデメリットも存在しますので、こまめな掃除が必要になる種類のテラスです。

まとめ

今回は、テラスの種類やベランダとバルコニーとの違いについて解説してきました。

テラスについては、まだまだ知っておきたい知識がたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も参考にされてみてください。