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CASE
2023.05.31
春は、長く寒い冬から少しずつ気温が上がっていきます。多くの虫が活動を開始して植物を食べて回り出します。
また最も害虫が発生する夏に向けて、多くの幼虫が生まれる時期です。
この時期に害虫を駆除しておくことで害虫の増加を抑えることができます。
発生数自体はそこまで多い訳ではありませんが、このタイミングの対策をすることが一年を通して多くの害虫の駆除につながるのです。
夏は一年を通してもっとも害虫が多くなる季節です。
というのも害虫は高温多湿の環境を好みます。
温度は7月から8月にピークを迎え、湿度は5月ごろから上昇して7月がピークになります。
春から活動を開始し、幼虫が育って成虫になるのも夏です。
夏は害虫駆除の製品が最も売れ、業者の稼働率も増えます。
秋は夏から気温や湿度が下がるため、害虫の数は減ります。
しかし油断は禁物です。
秋の気温でも十分繁殖する害虫は多く、対策は必要です。カメムシやスズメバチは秋ごろから繁殖するとされています。
夏が終わったからといって対策が不要になるわけではないのです。
ムカデは草むらや落ち葉の下に潜み、夜になると屋内に侵入する事もあります。
18℃以上になると特に活発になります。
接触した瞬間に噛みつき、毒で炎症を起こします。
生命力が強いので死んだように見えていても注意が必要です。
なるべく触らないようにすることが必要となります。
ヤスデはムカデとは異なり人を噛みません。
しかし集団発生し、不快臭を発散させるのです。
落ち葉や朽木の周りに生息して、湿気を好み、梅雨に最も多く発生します。
人の家の中に侵入し、畳の上や壁を這い上ったりします。
年中生息していますが、夏頃に最も数が多くなります。
日陰を好み、石の下や朽木の下に生息するのです。
個体数が増えると餌がなくなり、葉や根、花芽を食害します。
灰色ないし暗灰色に淡黄色の小斑があり、見た目を不快に感じる人も多い虫です。
腐敗した植物を食害する事もあります。
ゴミ捨て場や温床や床下に発生する事もあり、通年発生する事から見たことがある人も多い虫でしょう。
ぬるぬるとした見た目が苦手な人も多いナメクジ。
寄生虫がいる可能性が高く、触った場合は必ず手を洗うようにしましょう。
梅雨に多く発生し、植物の葉や茎、つぼみや花を食べる被害を及ぼします。
ナメクジ同様、ぬるぬるとした見た目をしており、寄生虫がいる可能性がある虫です。
触った後は手を洗い消毒する様にしましょう。
梅雨に最も多く発生し、植物の葉や茎、つぼみや花を食べる被害を及ぼします。
植物に直接害は及ぼしませんが、蜜や昆虫の死骸などを食べ物とし、屋内へ侵入します。
アブラムシの蜜や花の汁を吸ったりして植物に群がることもあります。
一般的にモンシロチョウの幼虫を指します。
キャベツやブロッコリーなどの植物を食べ、付近に黒い糞を落とします。
黒い糞があればアオムシがいる可能性が高いので、アオムシの駆除、予防対策を行いましょう。
アブラムシは春から初夏に多く発生し、あらゆる植物の汁を吸いつきます。
媒介したウイルスによってモザイク病が発生したり、排せつ物に菌が付着してすす病を誘発することがあります。
放置すると危険なのですぐに対策するようにしましょう。
1cmに満たない小さな蛾です。
春と秋に多く発生し、アブラナ科の植物につきます。
幼虫は葉の裏で葉肉を食べ、成虫も葉の裏側を食べるため葉の表面は透けて見えるのです。
キャベツやブロッコリーなどを栽培している場合は注意が必要です。
ハムシはキュウリなどのウリ科の植物につくウリハムシ、草花につくクロウリハムシ、アブラナ科の植物につくダイコンサルハムシなどの種があります。
夏にかけて多く発生するので、夏前の対策が必要になります。
桜やヤナギなどにつく害虫で、毛はあるが毒はありません。
街路樹などで大量発生することがあり、食欲が大変旺盛です。
幼虫は集団で発生し、大きくなると分散して加害します。
集団でいるうちに早めに駆除することが重要となるので注意しましょう。
イラガは様々な樹木につく害虫です。
毒のある毛を持つ蛾で、トゲに触れると電気が走ったような痛みが生じます。
イラガには触れないように注意することが重要です。
カイガラムシは様々な樹木につきます。
樹木の幹や枝などに寄生し、吸汁加害します。
寄生された植物は衰弱して、排泄物によりすす病が発生するなど二次的被害もあるのでカイガラムシを確認すれば早急に対策しましょう。
ハダニは果樹や野菜、花につきます。
葉裏に生息して、葉に付着して口針を刺し吸汁するのです。
その跡が白色や褐色の斑点として残り、生息密度が過密になると葉全体が白っぽくなり、植物の生育に影響を与えます。
ハマキムシは樹木や果樹、花や野菜につきます。
葉を丸めたり、葉っぱの中に隠れます。
新芽や新葉を好み、被害を受けた葉っぱは丸まることが特徴です。
コンクリートやタイルを仕様して、草木をなるべく使わないようにしましょう。
草木を減らすことで害虫が住みつく所を無くす事ができます。
コンクリートの施工は費用も抑えめで、害虫の防止にはうってつけです。
さらに見た目を良くしたい場合はタイルを施工する様にしましょう。
害虫は明るい所を好むイメージがありますが、害虫は蛍光灯の紫外線に集まるものが多いです。
そのため、LEDライトの照明であれば虫が集まりにくくなります。
しかし明るい所に集まる虫もいるので、紫外線に集まる虫にしか対策はできません。
天然芝であれば住みつく虫も、人工芝であれば餌となる草や土がないので住みつくことはありません。
成長する事がないので、メンテナンスも不要です。
見栄えは大きく変わらないので、害虫に困っている人に人工芝はオススメとなります。
害虫の中にはハーブを嫌う虫も多いです。
香りを嫌い、蚊を効果的に虫よけすることができます。
防虫剤のように植物や人体に影響がないので、安全に害虫対策が可能です。
防草シートは雑草の繁殖を効果的に行う事ができます。
雑草の繁殖を防ぐことで、害虫が繁殖できないようにすることができるのです。
防草シートのデメリットは見た目が悪いこと。
防草シートの上に砂利をひくなどの対策を同時に行う事で、見栄えを良くすることが可能です。
防虫剤のメリットは効果的に害虫を除去する事ができることです。
害虫が気になるときはすぐに対策でき、コストパフォーマンスも高いです。
しかし人体やペットにも影響がある可能性があり、大量に使用しないようにしましょう。
虫は多湿を好むので、水たまりの周囲に繁殖する事が多いです。
雨が降っても水たまりができないように工夫したり、水たまりができたらすぐ除去するようにする必要があります。
害虫は日陰や高温多湿を好むことが多いです。
そのため、日当たりを良くして、風通しを良くすることで害虫の対策とすることができます。
植物を密植しないようにしたり、日当たりの悪い場所で栽培しないようにしたりすることで害虫を大きく減らすことができます。
また水はけを良くすることでも害虫の繁殖を防げるので、排水の良い土壌を作るように心がけましょう。
コンクリートやタイル、人工芝の施工なども害虫対策にはうってつけです。
雑草の対策にもなるので、雑草と害虫の対策を一気に行う事ができます。
今回は庭に発生する害虫の種類や特徴、対策などについて解説してきました。
害虫対策については、まだまだたくさん知っておきたいことがあります。
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